木漏れ日の家で

2007年 ポーランド ドロタ・ケンジェジャフスカ作

何気に訪れた今日。

久しく忘れかけていた「想い出」に浸る事が出来た。

この作品!原作は「死の時」!だそうだ。

長年住み慣れた家を中心に老婆の人生に一遍を切り取った秀作だろう。

近隣とのトラブル!

家族との隔たり!

年齢といった老いとの葛藤!

主演の女優の矍鑠とした立ち振る舞いと美しい風景。

全編モノクロームのフィルムには色鮮やかにストーリーがすすむ。

愛犬フィラのすばらしい表情が特に印象に残った。

切なくも励まされる・・・そして愛しくなるヒューマンストーリーだろう。

全編が家でのストーリーにやはり心引かれるものがあった。

家族も無くひっそりと佇む住まいはなんと味気なく寂しいものか。

想い出のみが回想される時間のなんと重くさびしいものか!

美しくも考えさせられるシーンがたくさん表現されている。

やはり寄り添ってくれる家族がそばにいてくれることの素晴らしさを改めて思いやられる(sim)

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