
クライアントの心情は深く大きい。
親子の関係と比例しているかのようだ。
幾度もロジックを解きカタチづくる物質世界では皆無な話だろう。
迎合するのか・・・・押し付けるのか....両者が上手く行かないのは目に見えている。
「委託する者」それに「託される者」
単純な構図のなかにあるものは「信頼」それに「責任」という言葉に尽きる
さらに二極にとって共通に言える事は「誠実」いう二文字だろう。
クライントと響き合う事は自然と「自鏡」となる(つづく:sim)
ずっと暮らせるいい家づくりを追求する、熊本市の注文住宅設計事務所 EIIE by e-House社のブログです。
‘デザインに想う’ カテゴリーのアーカイブ
クライアント
Whity

Whityの現場へとやって来た。
コンプリートまで後少しの9合目と言った所か!
頂上が見えると近くて遠いのは人それぞれ想いが違うはず。
ただクライアントと会って一年の歳月が経つ事を想えばわれわれ委託者における呵責は
依頼者と同じである。そんな月日を想像すれば
幾度も訪れる現場と言う空間は
図面と照らし合わせても寸分の違いもない。
設計事務所に置いて図面の重みは、異業種からすれば解り得ないかもしれない。
(とは言っても図面を表現するのは厚さミクロンの紙切れ:泣)
いっそのこと岩に書いてみると重さも実感出来るに違いない。
(紙幣ではなく石金みたいに)←石器時代:笑
しかし原寸にてカタチつくる現場を観ればミクロンの世界も現実となる!
最近想う事は「金」の価値が薄っぺらになった事!
これは人が営む日常におおきく影をおとす。
実感のない暮らしが当然となる現代は悲しい限りだ!
見えないものこそ恐ろしいものである!
そんな内なる心情を共有出来る者こそこの世界に生き残る手がかりとなる。
重さから生じる事象のコトナリは全て自ずからの成り立ちとなる(sim)
我々の役割

「こだわれば値段が上がるのか???」
という問いかけをどう受けとめるのか!
そもそもクライアントとアーキテクトの関係において値段が上がる下がるといったロジックは存在しない。
いわゆるプレゼンテーションと言う行為は仕事を受ける為の作業と受け止めないでほしい。
定例会・現場説明・打ち合わせといった日常におけるクライントとの接点は
我々にとってプレゼンテーションの連続である。
けして消化試合ではなく勝負試合ということだろうか(笑)
奢る事無くクライアントと共に限られた時間と条件さらにはコストという狭間に邁進する事は
クライアント同様同じ気持ちでいることがアーキテクトの第一条件となる。
では
「ローコスト」というロジックはどうだろう?
一言で表せば「無駄なコストをかけない!かけさせない!」に尽きる。
後者における「かけさせない」がわれわれアーキテクトの本業とも言える。
ここがブレると「建築家」でなく「建築屋」というダークサイドに陥ってしまう。
これこそが「建築事務所」という役割の本質であると想う(sim)
Robust

Robustのアプローチ風景が完成した。
当初からのスケッチもしくは3Dモデリングでは実感できなかった印象がはっき捉える事が出来る。
奥行き感や素材感さらには陰影に至るまでほぼ同質的次元での検証が実現となる。
今回のテーマの一つである「デザインウォール」
そのスリットから入りこむ日光や風はきっと心地よいだろう。
(もちろん防犯にも一役担うことができるだろう)
そんなファサードの後ろに控える本丸(笑)をお見せできないのは残念だが
堅牢&フュージョンといった佇まいはとても気に入っている。
そんな完成まじかな一時を味わいつつ・・・・BBQコーナーのつくり込みに取りかることにしよう(楽♪)!!
ここでは家族や仲間が集い楽しい一時を過ごす!
そしてクライントが真夏のヒーローになる場所でもあるのだ!(笑:sim)
Robust

実際の工事とあまり変わらない工程となる建築模型(笑)
城壁の力強さとアルミパネルの素材感をフュージョンさせるべく取り組むデザイン。
4方向における割り付けを検証したうえでバランスを整えることとなる。
一枚一枚切りだされるパネルを張りつつ養生ともいえる紙を剥がしていく。
そこにはキラキラ輝くアルミが現れ次第にカタチがスガタとなっていくのは
本当に楽しいものである。
プレゼンを抜きにしてもデザインの楽しさに触れる一時である!
実際には施工という立場にはないもののモノの成り立ちを実感する上で建築模型は
いろんな知識を得られることは間違いないだろう。
アトリエに入り数年間自分のデスクも持たずひたすら模型に明け暮れる
友人や仲間と過ごした日々が思い出される(sim)
三者である大切さ

一概に「家づくり」といっても様々な取り組み方が存在する。
言える事は三分法の基本概念が昨今崩れつつある事実だ。
古今東西世界一有に至る定理が昔から存在する。
「平等」いうテーマにおける理念は深く単純な世界である事は皆知る事実であろう。
そもすれば小さい世界観の一つである建築界において上記の基本概念を明記するならば
クライアント:ビルダー:アーキテクトが基本バランスの定理に値する。
これは「平等」という三分法のカタチである。
昨今これに「プロデュース」というカテゴリーを称する勢力が入りつつある。
いままで三者における話し合いや協議と行ったテーブルに新しく一辺が生じる事でバランスが崩れつつある。
三者分権による「自由な発言」「協力的是正」と決して多数決では解決出来ない関係が
頂点が増える事により「資本主義的権力」が生まれつつあるのだ。
これは建築に至るまでもなくどの世界でも存在しうる事象だろう。
クライントに伝える事は自らの取り組みから生まれる事象こそ「純粋」でありつつも本等の姿というのを解って欲しい。
「四者協議」における取り組みは「家づくり」においてもあらゆる事象においてもタブーである。
レセプション

ino新作レセプションに招かれトーヨーキッチン福岡へとやってきた。
実機を見るのは今回が初めて!
今までのデザインを一新した姿は驚くほど手になじむ仕立てとなっていた。
最大のチェンジといえるワークトップの表面。
今までの見立てによるステンレス的冷たさが改善されつつもクオリティはそのままだ。
実際に手のひらでなでると金属でありながらの革的感触が伝わってくる。
これは表面に薄い凸凹のようなシワ模様を施しているためだ。
さらに3Dシンクの縁に至っては同様の仕立てが施され職人の技とこだわりが伝わってくる。
これは現代のテクノロジーを集結した結果でもあるだろう。
ステンレスプレートやまな板プレートを左右に動かす時に感じる音や振動などもなぜか心地いい。

他にもカーボン素材を使った縦型の引き手や円形のレンジフードなども気になるアイテムである。
デザインだけではなく設備に至っても
ドイツの老舗メーカーであるガゲナウなども採用されこだわりの一つとなっている。
特にコンセプトもユニークで感心するアイデアや機能で満載である。
電磁波(ヨーロッパ基準)やチャイルドロックシステムなども挙げられるだろう。

是非福岡に行った際は新作の実機を体感することをお勧めする。
これまでのキッチンを一新することは間違いないだろう。
それ以外でも進行中のプロジェクトにマッチングするかと想われる
キッチンの実機もあったりととても有意義なレセプションとなった!(sim)
トーヨーキッチンHP → http://www.toyokitchen.co.jp/
訃報
設備家の上村先生が永眠された便りが届いた。
突然のことに驚きと悲しみでいっぱいである。
妹尾事務所時代、建築家・構造家・設備家といった方々と仕事を通して
送った日々が思い出される。
プロジェクトごとに新しいシステムやアイデアを構築しながら築きあげて行く過程や
現場指示の厳しさなど様々な指導は、
厳しい中にも楽しくもやりがいのあるものでしたね。
そんなときに暫しみせるやさしい笑顔がいまでもはっきり思い出されます。
ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます(下田)











