Archive for 9月 1st, 2011

UNIT

UNITの建築模型が完成した。

基本設計をはじめて2作目となる。

マイナーチェンジをふくめながらユニット自体に機能性とボリュームバランスを整えて行く。

各個室がユニットとして現れるカタチは多少シンボル的な意味を持つだろう。

この姿をどうとらえるかというのはいわばクライアントの主観次第ではあるものの

建築デザインにおいてはその領域は非常にデリケートなロジックでもある。

壁面のカラーコントラストに加えアルミルーバーをポイントして採用。

通風や日差しから受ける陰影の美しさは、必ず美しいものになるだろう。

あわせてプライバシーを確保するというような主観的な条件を美しく整えるには客観的な操作を

幾度も繰り返しながら徐々に近づき見極めていかなければならない。

そんなお互いの想いがカタチとなりしっくりまとまれば基本設計は完了する。

もちろん別次元においてコスト収支も非常に大切なファクターでもあり抑えるべき項目だろう。

その3つが整うことが次へのステップへの条件ということは間違いない。

しかし本当はその前に見極め感じるべきことがある。

その大切さを我々モノ創る者は謙虚にうけとめクライアントに示すことが本来の責務になるだろう(sim)

光あふれるホールのある家

北側、西側の2方向の道路に面している角地 「シーズンテラスかしま 5号地」に

土地付新築物件を計画しました。

現在、ご購入を考えている土地にどのような形の家や間取りができるのか?など、お悩みの方、ご相談ください。

お問合せはこちら

TEL.096-288-1358  E-mail : info@e-iii.net 担当:吉川

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アリス・クリードの失踪

2009年 イギリス J・ブレイクソン作

とても気になっていた作品がスクリーンに掛けられるとあってワクワクしながら訪れた。

予想以上の出来に驚きそして楽しむことが出来ただろう。

現実逃避された空間と最小限の登場人物が、リアルさを欠きながらも

深層心理ゲームを繰り返していくヒューマンストーリー。

非常に計算し尽くされた展開は見事というしかない。

一方、ここぞという時の裏切りともいえる大逆転なストーリーに笑いさえ起こる。

途中、誰が主役?かというくらいそれぞれの立場がクルクル変わる様は、

こちらまで引き込まされる力強さだ。

いわばロジックストーリーのデパートともいうべき作品だろう。

そんな絡み合った展開がどんな結末を見せるか!

(やはりここが肝心だろう:笑)

ラストにおけるシーンがそんなドラマツルギーのカタチをみごとに表現した傑作です(sim)