Archive for 12月, 2011

smart

屋根仕舞いが完了した。

年末にかけて工事も急ピッチですすむ。

ボックス型となるカタチはファサードからの印象とは全く違った内部空間となるだろう。

リビングから見る視線の先には

クライアントだけの空窓が存在する。(sim)

Whity

Whityの地鎮祭が執り行われた。

雲天の合間を縫って晴れ間がさす祭事となり

クライアントをはじめご両親たちも駆けつけてくれた。

とても良いスタート日だ。

思えばこの日のためにクライアントと共に急ピッチで進めたプロジェクトも

無事に着工することが出来、来年は飛躍の年となるだろう。

新しい環境づくりとなる住まいは、

家だけにとどまらず家族みんなの暮らしや心地よさまで受け止めてくれる。

そんな節目となる一日となった。

クライアント!おめでとうございます!(sim)

smart

棟上げから一夜明けた早朝。

棟梁との打合せのために現場にやってきた。

そこには吹抜けから入る天空の姿があった。

イメージ通りの採光と雰囲気をもっているカタチをよこに納まりなどのヒアリングを済ます。

詳細図と現説をもとに原寸模型の始まりである(sim)

smart

smartが棟上げとなった。

都市型二世帯住居というカタチはライトコートを取り入れたスタイルだ。

通常ならば隣地にそって2m程度の目隠塀などを設けるのだが

建物本体にその機能を取り込みプライバシーを確保している。

2階テラスから望む外部吹抜け空間は圧感である。

今日は曇天の中、クライアントによる昼食も用意され

ビルダーをはじめ大工方々と時間を共に出来た。

早朝からクライアントによる行事も無事すまされ

最良のスタートとなった。(おめでとうございます!)

内部中央に吹抜けをレイアウトされたリビングは思い通り採光を確保してくれた。

これから軸組工事が進むにつれてそのカタチも現れてくるだろう。

そんなご家族みんなの想いがつまった

カタチが現れはじめたいい日となった。(sim)

今日は

CUSTOM

トグルスイッチが届いた。

マンションリフォームに使うスイッチアイテムである。

片切り&3路に対応しているほかホタルライトも装備されている。

しかも驚くことに調光レバー併用のトグルなのだ!

そんなアイテムは、CUSTOMスタイルなデザインにはバッチリいくだろう(sim)

COLOR

プレゼンテーションの依頼を受け現地へとやってきた。

見渡す限りの平野ともいうべきココは住宅地の一角に当たる。

空には冬雲が張り付き寒々しい明かりがもれる。

変形している土地の形状。

日光へのタイム変移や近隣との距離感が求められる。

ヴァナキュラー的な構築とサスティナブルなカタチをもとめながら

家族における必要性を探ってい行くことにする。

フラット空間において感じる視覚バランスが新しい暮らしをつくりだすだろう(sim)

smart

軸組構造を受けるべく土台工事が進む。

ベタ基礎をベースに鋼製束や土台・それに断熱材などを敷きこんでいく。

床下換気は基礎パッキンによる常時開放型。

様々な材料を使って行われる棟上げ準備は棟梁をふくめ3人で進められていく。

システマチックに組み立てられるカタチは無駄も少なくいたってスマート(笑)

いよいよ明後日が棟上げとなる。

天気が良いのを祈るばかりだ(sim)

家を建てる

クライアントは日々の稼ぎから家を建てる。

ローンを組み長い年月を経て家を建てる。

・・・

ソレを担う関係者はソレを分かち合える方がいい。

飛び超えることなく

そっと側に居るべき。

・・・

そっと手を差し伸べながら見えない曲がり角を案内すべきである。

住宅業界と建築界は相対する存在。

・・・

建築家といえども皆と同じ世界でいきている。

社会とうまく付き合いながら他人の幸せを築くモノである。

・・・

けして企業ではなく一人の想いと理念で進むもの。

クライアントの想いが個々の願うカタチとなる。

・・・

そんなクライアントへの想いがあるモノは悲しいかな社会の片隅にいる。

けして奢る事無く静かに居るモノである。

・・・

そんなジレンマとも言える想いと

クライアントが一般常識と信じている家づくりへの錯覚を

ブレークスルーする為に我が社をつくった。

・・・

熊本において活動をされている建築家の事務所を廻り

間違った家づくりの縦割り構造をブレークする動きをした。

(建築家クラブである)

写真は当時、設計事務所による運営によって企画した「建築展」の一コマである。

また

地元で平等公平をうたったプロデュース会社とも付き合った。

・・・

残念ながら想い半ばでプロデュース会社は廃業となってしまったものの

この取り組みのもと

完成したクライアントはとても良い生活をおくっている。

(いまでもお付き合いをさせていただいている)

・・・

そんな

二人で始めた試みも今年で7年となった。

・・・

当時、熊本に戻って来て驚いた事が有る。

建築界でアトリエというような個人設計事務所の社会的位置と認知度だ。

県民性といえばそうかもしれないが

クライアントの家の求め方にはなはだ疑問がある。

いいかえれば設計事務所のアピール不足といってもいいだろう。

・・・

そんな事象の隙間を埋めるべく

プロデュース会社という立場の方々や企業が台頭してきている。

・・・・

そもそも

家を欲しいクライアントと

家を建てるビルダーがあれば良い話である。

簡単にいえば

建主と大工で十分なのだ。

・・・

しかし大工と言っても腕のいいモノでなければならない。

・・・

そして

幸せなのか現代で暮らす社会人は少なからず家を持てるシステム(分割支払い)になってる。

一生家を建てられない人が少ないくらいだ。

・・・

しかし世界常識から言えばどうだろう。

家を持てないのが普通である。

幸せなのか不幸なのかそんな世俗である。

識字率も世界から比べると高い日本。

皆平等という理念のため産まれた社会である。

・・・

数が増えれば大工のキャパや工法・技法にも限界があらわれ

設計という立場が生まれたのである。

19世紀などは時代(経済)が建築家を求めたものだが

今ではそんな事象はほとんどありえない。

・・・

話は戻り

「家を持つ」という事は、

家族皆が将来まで健康に暮らし、稼ぎ、暮らすという営みである。

・・・

ならばソレを受け止めてくれる家本体のコストバランスは非常にシビアなものだろう。

・・・

住宅メーカーは利益率を4割程度想定している。

いいかえれば住宅ローンの4割程度は家族の為ではなく

顔も知らない他人の為に働くのだ。

数列からすれば25年に対して10年というタイムスパンだ。

・・・

そんなタイムバランスが今の変な社会を形成している。

かなしいかな現代社会はそんな一面をもっている。

・・・

設計施工をうたう工務店は3割程度

(私から言えば設計と施工を両立しているなど有り得ない話である)

・・・

施工を専門とし建築が好きでクライアントのためにあるものは1割程度

と様々な利益配分が存在する。

・・・

単純にクライアントからしてみれば将来のリスクと我が家に対する対価バランスが合致してほしいものだろう。

・・・

我々の役目は単にデザインするだけでなく

根底には

社会における「幸福度のバランス」といった成形の責務を担っているのだと感じる。(sim)

日々の舎

プレゼンテーションの依頼を受け現地へとやってきた。

住宅街の中にポツンとある敷地。

年月の経過を感じながらも住環境について考察してみる。

街区や居住区は景観条例や街並み協定などの制約はあるものの

そのおかげで一般住宅地とは違う解放感と統一性を感じた。

最近は幹線道路も整備され市街へのアクセスも良くなっている。

そんな環境の元、今回のテーマは「日々の暮らし」

静かに日々を送ることで足もとに咲く花々の豊かさや

お日さまの暖かさ・・・・

ごく当たり前の日常を感じることが出来る住まいを考えてみる。

そこには華美なカタチは一切なく

自然なモノだけが姿を現すだろう(sim)

smart

smartの現場定例会!

(着工すれば設計定例会ではなく現場主体の打合せを行う定例会へと移行するのだ)

今日は場所を事務所にしてビルダーを交えながら

工程確認や素材の確認が主な主題となった。

もちろんクライアントからの希望や検討事項の提案もある。

工事工程に沿って打合せを重ねて行くのだ。

(現場タイムより2週間程度早いくらいが丁度いいのだ)

今日は先日のユニットバス承認を含めサッシュ承認に至った。

来週はいよいよ棟上げ!

スタイリッシュなカタチの軸組が現れるのだ。

そんなファサードに用いる煉瓦の検証やタイルの素材感の確認も楽しい時間を過ごすことが出来た。

(クライアント!お土産ありがとうございました:笑)