Archive for 5月 4th, 2012

我々の役割

「こだわれば値段が上がるのか???」

という問いかけをどう受けとめるのか!

そもそもクライアントとアーキテクトの関係において値段が上がる下がるといったロジックは存在しない。

いわゆるプレゼンテーションと言う行為は仕事を受ける為の作業と受け止めないでほしい。

定例会・現場説明・打ち合わせといった日常におけるクライントとの接点は

我々にとってプレゼンテーションの連続である。

けして消化試合ではなく勝負試合ということだろうか(笑)

奢る事無くクライアントと共に限られた時間と条件さらにはコストという狭間に邁進する事は

クライアント同様同じ気持ちでいることがアーキテクトの第一条件となる。

では

「ローコスト」というロジックはどうだろう?

一言で表せば「無駄なコストをかけない!かけさせない!」に尽きる。

後者における「かけさせない」がわれわれアーキテクトの本業とも言える。

ここがブレると「建築家」でなく「建築屋」というダークサイドに陥ってしまう。

これこそが「建築事務所」という役割の本質であると想う(sim)

Whity

Whityへとやってきた!

そこには西日に栄えるスガタが・・・・(嬉!)

歳を重ねたせいか以前は朝日に引かれたものだが近頃は専ら夕映えにひかれる自分がいる。

自邸をもつならば西側斜面がいいだろう!

朝日とともに起き夕日とともに一日を終える・・・

きっと幾日もここちいい日々が暮らせるにちがいない!

この住まいもそんなロジックを受け入れてくれる傑作である!

都市型環境における悪条件をクリアし就寝場所に朝日をおとす工夫がしてある。

刻々と変化する日常の営みのなかで

クライアントらしい時間の過ごせ型が出来ればコンプリートということだろうか!

もう一息で暮らしが始まるであろう誰もいない現場において一時の幸せを感じた一瞬である(sim)

Robust

Robustのアプローチ風景が完成した。

当初からのスケッチもしくは3Dモデリングでは実感できなかった印象がはっき捉える事が出来る。

奥行き感や素材感さらには陰影に至るまでほぼ同質的次元での検証が実現となる。

今回のテーマの一つである「デザインウォール」

そのスリットから入りこむ日光や風はきっと心地よいだろう。

(もちろん防犯にも一役担うことができるだろう)

そんなファサードの後ろに控える本丸(笑)をお見せできないのは残念だが

堅牢&フュージョンといった佇まいはとても気に入っている。

そんな完成まじかな一時を味わいつつ・・・・BBQコーナーのつくり込みに取りかることにしよう(楽♪)!!

ここでは家族や仲間が集い楽しい一時を過ごす!

そしてクライントが真夏のヒーローになる場所でもあるのだ!(笑:sim)