Archive for 8月 8th, 2012

日々の舎

時折スコールが降り注ぐ中、基礎打設後の具合を確認するべく現場へとやって来た。

丁度、道路面の化粧ブロック壁を解体している所に居合せ

更なる指示を職人に伝える。

打ち上がったコンクリートはキレイナ化学反応を起こし表面がツルツルしている。

気がかりのジャンカも無く一先ず安心である。

先行配管も施され指定の先行スリーブから入管してある。

棟上げを前に現場も着々と進行しているようだ。

しかし、このスコール!年々酷くなるのは、どうしようもないことのなだろうか?(sim)

KURO

趣向の世界です!

クライアントが使う秘密の扉???・・・

レトロな趣は味わい深いです!

とくに触った時の冷たさとザラツキ感は心地いい。

見た目も大切ですがやっぱり質感から受ける感覚は

食材を食べた時に感じる味わいと似ています。

「建築は味わいである」という意味もちょっとした所から

感じ得ることができるものです。

特に足裏や手のひらは舌先と同等の感覚をもっているものです。(sim)

レノウッド

竹村工業:レノウッド(内装用細木繊維化粧板)

壁用(1800×900厚さ23mm) 9800円/枚

材質:木+セメント+水(準不燃)

木毛セメント板といえばかなり前から使われている建材。

おそらく皆さん一度は目にしているはずです(小学校などの体育館天井とか!)

吸音性や遮音性に優れた性能を持っています。

そんな製品の中に自然素材(ひのき)を使い安心安全という素材がある。

実際にサンプルを取り寄せて観ることにした。

材質はヒノキのチップをセメントと水により固めたシンプルな構造である。

天井用や壁用を有し化粧板として制作されている。

色彩についてはいくつか標準色はあるものの特注色にも対応している。

表面は思いのほか平滑な仕上げとなっているものの小口から切り屑がでる。

(ボードとボードの合わせ目には必ずフレームを廻した方がいいだろう!)

比重をみれば0.6と低く遮音性では劣るものの吸音性と素材独特の調湿性能はいい感である。

(遮音性能を得るならば同会社のTSボードだろう)

残念ながら期待したほどのひのきの香りは感じられず別商品における

下地材専用のアイテムの方が期待できるだろう。

おおむね天井材などに使用するべき素材と思いつつ

(もちろん見た眼の印象は好みが分かれるのは致しがたない)

アイデア次第では面白い空間素材になる可能性は持っている趣である。

(個人的にはもっとダークな色彩の方がいいと感じた)

メリットしては、準不燃材でありながら木材を使うことで室内の調湿効果を得られるのは非常に面白い(sim)