Archive for 12月 16th, 2012

ここち陽の舎

「ここち陽の舎」のプレゼンテーションです!

将来独立型2世帯住宅というスタイルを踏まえながら熊本における風土建築とはなにか・・・・

そんな設計課題(笑)ともいえる「暮らしづくり」的取り組みをいただいたミッションです!!

もちろん設計至っては様々な条件が折り重なり住宅環境を整えて行かなくてはいけません。

その中でも今回は平屋建築にこだわってデザインしてみました(お待たせいたしました!)

パッシブデザイン建築には一定のスガタカタチがあるもののやはりROOFデザインは最重要課題でしょう!

必要な時に必要な分だけ自然エネルギー(採光や季節風)を取り入れながら

暮らしから排出される不要なモノを体外に放出するといったシステム。

自然界から暮らし人はもちろん家全体を守る大屋根の存在!

そんなロジックを突き詰めて行くとこの敷地に立つ住まいのカタチは建築模型のような

S字フック型多段スタイルの形状となります。

北西ルーフを低くしたのは北側母屋に対する採光を確保しながら圧迫感をなくすためでしょうか。

パントリーからつながるサンルームエリア(室内干し)の日照を確保するためでもあります。

末長く暮らすうえで住まいを守る大屋根は建立後のメンテナンス軽減につながるだけではなく

佇まい的印象も整えてくれるでしょう!

自然素材を使いクライアントの求めて描いた暮らしをつくらせていただくのは

ホントにやりがいを感じるものです!

天然素材の無垢板フローリングや杉板張りの天井!それにチャフウォール塗壁など

味わい豊かな素材をはじめとする素材セレクトや

お庭の造園計画&バイクガレージにいたる外構デザインは

家族間における楽しい時間の繋がりも考慮しなければなりません!

家事動線の利便性はもちろん時短アイデアなども盛り込みながらゾーニングした

プランニングはとっても気に入って頂き想像していたスガタに近づいたことでしょう。

(ありがとうございます!!)

クライアントにとって家づくりという取り組みの中でいろんな出会いやご縁もある中から

私たちにプレゼンテーションをご依頼していただいた結果

きっとお二人やご家族にとって一つの指針となったことは間違いないでしょう!

そして今後の家づくりに役に立つことを願うばかりです!

本日は、お忙しい中お時間頂きましてありがとうございます!

お二人の暮らしづくりを心より応援しております!!(sim)

練り付け単板(ウォールナット)

家具などに活用する面材には様々な素材があります。

合成樹脂素材を用いたメラミン化粧板

自然素材を用いた練り付け単板

合成シートを用いたオレフィン樹脂突板・・・・などなど。

適材適所に活用しながら空間構成によって様々な場所やアイテムに使用していかなくてはいけません。

今回はHeartsに採用したウォールナット練り付け単板を検証してきましょう。

いろんな樹種の中でもウォールナットは特に木目が美しくインテリアや家具などにも多く活用される

樹種と言えるでしょう。

(ミッドセンチュリーデザインにかかせない素材ですね)

用意したのは板目模様いう木目柄が美しい部位となります。

(柾目の場合は木目方向が均等に水平表現されます)

その素材にウッドオイル(リボス:ビボス)を塗り込み素材自体の色彩を浮かび上がらせます。

俗に言うカラー着色ではなく自然発色による印象は、よても美しいモノです。

モダンな空間にも違和感なくしっくり納まるでしょう!

このように既製品では表せない素材感は

クライアントにとって未知数無限の可能性があるだけではなく

暮らしづくりの根幹ともいえるライフエッセンス的存在になりうる素材だと想います(sim)