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コーリアン

注文をしていた素材が届いた。

(サンプル好きな私:なぜかテンションあがります笑)

デュポン・コーリアン2013年最新版(価格はオープンプライスだ)

厚さは6mm・10mm・12mmの3種類(ランクによって異なるので注意)

洗面化粧台やキッチンワークトップなど水回りに用いる素材である。

(強い衝撃や焼けたフライパン等はタブーである)

以前と比べ多種多様なニーズにこたえるべく色彩カラーや素材感は多種にわたる!

(どうやら左隅の色彩鮮やかな部分は新作らしい!注意:一部輸入品)

もちろんアイテムのランクによってコストは25%程度増減する。

最近は洗面ボウル一体型におけるメンテナンス向上も容易に出来るようになった。

現在進行中のプロジェクトにも導入予定だ。

様々なインテリア内装に追随して使えるアイテムである(sim)

レノウッド

竹村工業:レノウッド(内装用細木繊維化粧板)

壁用(1800×900厚さ23mm) 9800円/枚

材質:木+セメント+水(準不燃)

木毛セメント板といえばかなり前から使われている建材。

おそらく皆さん一度は目にしているはずです(小学校などの体育館天井とか!)

吸音性や遮音性に優れた性能を持っています。

そんな製品の中に自然素材(ひのき)を使い安心安全という素材がある。

実際にサンプルを取り寄せて観ることにした。

材質はヒノキのチップをセメントと水により固めたシンプルな構造である。

天井用や壁用を有し化粧板として制作されている。

色彩についてはいくつか標準色はあるものの特注色にも対応している。

表面は思いのほか平滑な仕上げとなっているものの小口から切り屑がでる。

(ボードとボードの合わせ目には必ずフレームを廻した方がいいだろう!)

比重をみれば0.6と低く遮音性では劣るものの吸音性と素材独特の調湿性能はいい感である。

(遮音性能を得るならば同会社のTSボードだろう)

残念ながら期待したほどのひのきの香りは感じられず別商品における

下地材専用のアイテムの方が期待できるだろう。

おおむね天井材などに使用するべき素材と思いつつ

(もちろん見た眼の印象は好みが分かれるのは致しがたない)

アイデア次第では面白い空間素材になる可能性は持っている趣である。

(個人的にはもっとダークな色彩の方がいいと感じた)

メリットしては、準不燃材でありながら木材を使うことで室内の調湿効果を得られるのは非常に面白い(sim)

BB

kunst BBタイル 6500円/m2 227×60×15

色巾の違うBBシリーズのブリックタイルが届いた。

同じ品番でもこれだけ色巾があるのだ。

乱張りもしくはミックス張りするのも面白いだろう。

ブランド名:商品名はない。

まるでお菓子の様なやわらかい表情をもつ独特な印象だ。

角がとれサイズも微妙どころか明らかに違う。

ただ平坦なファサードは意外と均一に成型されている。

(箱詰めされた写真を見れば一目瞭然だろう)

もちろん目地における施工具合は重要な要素となり

せっかくの表情ために活かすためにハンドメイド的なラフな仕立てにした方がベターである。

明るくキュートな印象と同時にハイセンスなモチーフになることは間違いない。

それは一つ一つが丁寧なつくりとなっていて

味わいと温かさが手に取ればわかるアイテムだからだ(sim)

albase

森田アルミ:albase(アルミ巾木)

3.600mm×6本セット/30.000円(直線部材の場合)

サンプルを受け取り質感を確認!

金属の中からアルミをチョイスした理由が分かった。

軽量性と加工性そして生産的コストパフォーマンスだろう。

(概ね価格表から部材単価1.388円/mは建築部材として安価とは言い難い)

しかしステンレスなどで生成すれば商業ベースにさえ乗らないのも確かだ。

今回はそんなことも踏まえながらやはり気になる素材感を見極めるため出隅・入隅を取り寄せた。

素材感としてはアルマイト素地ではなく表面を細い粒子で整えてあり艶消し仕上げとなっている。

巾木たかさ12mmというラインは壁と床の間になじむ寸法だろう。

しかし壁自体が凸凹している場合などはその納まり状不可能なケースもある。

気になる出隅の合わせ部分は、けが防止が施され安全性も確保させている。

入隅に至っても精密製品を感じさせる納まりだ。

裏に返せばすべり防止の溝らしきもの(おそらく製造過程において必要なのかもしれない)や

断面をみれば改めて精密部材という印象を受ける、

とくにチリ部分の1.2mm程度の返し加工は素晴らしい仕上がりだ。

(クロスなどの仕上げ厚みを考慮しているのだろう)

その他にも製品として様々なパーツが必要となり細かい作業が予想させる。

そこで気になるのが施工誤差ともいえる施工技術!

このように逃げ寸法もほとんどなく精密パーツを組み込んでいくにはそれなりの取り組みも必要だろう。

工事区分も木工事専門の大工工事となるのか

金属工事あるいは内装工事となるのか今のところ未定であるものの

床・壁・天井そして枠との納まりなど巾木だけに止まらずいろんなモノに波及すること必死だろう。

12mmという金属巾木は憎いことに上記の様々なデザイン要素を発動させる

素晴らしいアイテムということは確かなようだ。

美しさや味わいさらには、機能性を両立させるには知恵と時間が必要となるだろう(sim)

aizara

ここまで潔く素材を味わえるプレートがあるのだろうか!

黒皮鉄を使用したスイッチプレート。

aizara=鉄というアイテムは鈍い光と重厚感あふれる一品である。

通常、鉄を生成する時に生じる酸化被膜をそのままデザインとして表現しているのだ。

ゆえに一枚一枚において違った色合いやざらつき感も違うだろう。

今回届いたのはイメージ通り、ざらつきとなめらかさの中間的触感!

経年変化による味わいも楽しめそうだ。(ちなみにプレート価格は2.415円となる)

側面から見ると一枚のプレートであることがわかる。(片方にはブランド刻印がある)

単純に折り曲げられた印象はとてもシンプルで美しい。

(手に取るとズッシリと重厚感を得る!)

左右は別パーツによりふさがれ裏側には強力磁石が付属している。

(別バージョンでビス止めタイプも存在する)

しかしこのアイテムは是非このタイプを選ぶべきだろう。

プレート自体の加工や生成は非常によく出来ていて技術の高さを伺える。

ゆえに工事中の取扱や品質保管には十二分な注意が必要。

かなりデリケートと言っていいだろう。(もちろん実生活において入るキズなどは味わいの一部だ)

プレート以外でいわゆる内部パーツ(コンセントやスイッチ)にかぎっては

一定の制約はあるもののパナソニック製やJINBO製等にも対応できる。

やはりプレートまでこだわれば内部スイッチ等の色にもこだわりたいモノである!

黒皮鉄の性質上経年変化によく錆や指先からの水分などにより黒く変色することはいなめないものの

その変化が味わいと受け止めることができる方や

わびさび的適材適所へのアレンジなど

今までにない空間構築のアイテムになることは間違いないだろう!(sim)

BOLON

スウェーデン:ボロン社製/塩化ビニル織物シート&タイル

グラスファイバー1.5%

ポリエステル1.5%

塩化ビニル97%

パッキング:塩化ビニル+グラスファイバー

5.980円/m2(シート)&6.980円/m2(500角タイル)

ビニル素材といえば一般的に型取りしたり柄をいれたりと水回り専門に制作されている。

しかし織物による本製品はその常識は通用しない。

今までにない脚ざわりと質感は最新技術によりカタチづくられている。

その中でのこのNOWというシリーズは一層メタリックな趣がつよい。

見た目は堅い印象だが踏み心地はいたって柔らか!

パッキングによる裏あてのおかげと編み込んだ凹凸のおかげだろう。

通常内部空間における重歩行用とされてはいるがヒールの先や傘の先端などでつつけば

損傷することは必至!

ちなみに水を落としてみたが塩化ビニル独特の表面張力により水滴と化すものの

指でなぞればス~っと内部にしみこんでいく。

ともなれば水回りや外部には適さないことは余儀なくされる。

住宅における仕様場所も自ずと絞られてくるだろう。

他にも注意点とすればキャスターなどの車輪など幾度も経過すると跡もつきそうだ!

(子供のいる場所は適さないだろう)

消去法でいけばエントランスホール・内廊下・クローゼット・階段踏面と非居室空間が妥当だろうか!

変わったところでは、ありえないかもしれないが畳と同等の素材感は、

床の間における上がり框上段あたりにつかっても面白い。(sim)