Lifeセカンドモデルが完成した。
ファーストモデルから若干のデザインスタディを経たフォルムはより端正なモノとなった。
素材感をアレンジした成果として現実感もプラスされリアリティを得ることが出来る。
西側ファサードにおける要素として軒の深い屋根を大胆に用いることで
舎(イエ)というスタイルを形成しながらも西日をカットしするカタチとなる。
同時に西側から東側の庭に抜ける通風(季節風)の取り入れ口と建築全体の温度上昇を防ぐための
ラジエータの役目も果たしている。
家全体をガルバニウムで覆い完全なるコートハウス型多段フロアよるカタチは
独特の空間構成となり上層階は個室群があるだけのシンプルな構成である。
大屋根の下に暮らす日常は家族全体を包み込みながら機能性と情緒感を得られるだろう。
概ねリビングを中心に何らかの繋がりを巡らしつつレイアウトされた各居住群は
全て開放すれば一つとなるゾーニング。
家事動線における配置も朝日と共に動き陽と共に過ごすといった
機能的配置もこのカタチを生み出している要因だろう。
ともあれセカンドモデルにおけるクライアントとの取り組みの成果は
目の前にあるモデルを見ながら素直に感じ取れるモノとなった(sim)