1976年(アメリカ) マーティン・スコセッシ作
学生時代に見て以来の観賞。
冒頭から流れる音楽に引き込まれつつも時代の古さを感じながらもストーリーを組み立てる。
中盤に差し掛かるとそんな読み解く努力も飽きて素直に受け入れるスタイルに切り替えた
若干、この作品に違和感を感じだしたのは、なんでだろう?
学生時代に感じたものとは違う気持ち悪さにも感じる不快感は不思議なものだった。
主人公の不可解な行動とナレーションの食い違いに飽き飽きもした。
もっと時間をかけ丁寧に描ければ申し分ないのだろうが・・・・。
このようなスタイルのシナリオは主人公の内面へと進んでいくのだが
鑑賞る者と同調しなければかえって気持ち悪い映画となるだろう。
むしろチャンスを逃した絶望感や哀愁に耐え切れなくなり
ちゃんと受け止めることもできず答えも見いだせないとき人が思いもよらない
行動に出る怖ささえ感じた。
一般的には、名作?として扱われるものの昨日観賞した限りではその称号も
自分の棚からおろさなければならないだろう。(sim)