2009年 ベルギー・フランス・ドイツ・カナダ ジャコ・ヴァン・ドルマル作
いくつもの人生を生きてきたかのように語りだす老人。
人生の岐路を選択しなければならなくなった少年ニモ。(←酷だね~)
この同一人物により
「未来における過去」と「過去における未来」を客観的にそして主観的に描き出すストーリー。
美しさと愛しさが交錯する物語は、大切でもありどうでもよかったりと
二極の間をさまようことに・・・・・・
結局、
観ているこちらも
(中盤とてもつまらないくらい・・・・楽しい?)
主人公ニモ少年も
どちらかを選択することを避けなければいけない結果になっているところは、面白い構図です。
究極な選択肢の場面で
どの道を選ぶか?・・・・選んだ結果どんな結果になるかを想像できる範囲で考えてい見ましょう。
けっかそれを背負うことの重さに負けた?(予知した)少年はある決断をします。
まだ幼さと少年から青年へと成長していく過程の本人では非常に重いテーマなのでしょう。
その瞬間にいくつものストーリーをいくつもの自分が同時に歩み出すこととなり
最後は年老いた自分の元に帰ってくるというもの。
複線の多さにはビックリです。
思い出なのか・・・・
想像なのか・・・・、はさておき時間と空間との関係性を多面的に直感映像で綴った美しく愛しい作品です。
なんとなく癖になりそうで・・・・一人で楽しむべき映画かな~!(笑:sim)