最近というか?
こちらに事務所をつくって依頼、良く見聞きすることがある。
なぜか「設計事務所」というカテゴリーが
「住宅メーカー」や「工務店・インテリアショップ」の比較にあげられている事だ。
「建築学」を学んできた自分にとって不可思議な事象である。
そもそも「比べられる」存在ではないのだ。
坪単価やアフターメンテナンス!都合のいいセールストーク!
そんなリップサービスは必要ない。
今の熊本における家づくりを考えると、
クライアントにおける資質は文化圏に比べると低い。
言い換えれば
「知らされていない」と言って良いだろう。
「設計事務所」と言った立場の人と付き合う事に慣れていない。
これは何が要因しているのだろう?
以前はEIIEでデザインしたお住まいをオープンなカタチで見学させていただいていた。
それ尽きるに様々な人々が訪れる。
「坪単価は?」「間取りは?」
退屈な質問攻めにうんざりである。
しかも問いかけられた事に真摯に解答させていただいたあげく
こちらの問いかけについては、「秘密です!」???
こんな礼儀知らずのクライアントには、こちらからNGだろう。
「家づくり」の根幹にはお互いの「信頼」という信念と「人柄」から受け継がれる繋がるがある思う。
熊本において本当に必要な「家づくり」を探求しなくてはならない現状は悲しい事だが
少しでも「クライントの輪」と「本当の家づくり」が広がれば、うれしいことである。
そもそも
「設計事務所」と「住宅メーカー・インテリアショップ・設計施工業者]は、
次元どころかクライアントにとっての「幸せ思考への想い」に対する事象は、
比べ物にならない「対局」にあることを知って欲しい(つづく:sim)