家という思い出を残したい(抜粋)

私たちカタチをつくる者としては、原風景を必ず持っているものです。

育成の過程か、あるいは志した後かは個人差があるものの

心に秘めた心情は自然と身に付いているものです。

これをいくら表現しても三者には難解なロジックであり説明もできないものです。

しかしながら「家」を欲するクライアントにたいして同調する事はたいして難しくない。

どういうことなのか?

幾日も難解な暮らしというワードを幾千も重ね、クライアントに変わってカタチ創っていく。

それは、クライアントの欲するカタチになり、けして設計者のカタチではない。

立場をかえるとその境界線というボーダーラインは不確定そのものです。

しかし、ボーダーラインがどれ?というのはこの際、問題ではなく

それがどこ位置するのか、クライアントとの程よい距離感はどの程度なのか?

「どれ?」ではなく「どこ!」が問題だと思う。

そんな家という「暮らしの芯」を大切にしながら、大切なクライアントの家をカタチづくりたいと思う(sim)

Leave a Reply

CAPTCHA