2011年 日本 宮崎吾郎作
とても良く出来た作品。
今の時代だからこそ良き昔を感じられる世界観は空想等ではなく現実味のあるリアルな
趣を現代人の我々に問いかけるよう美しくも懐かしさを感じさせる。
とくにあり得ないような学生時代の活動的前向きな描写はあきれるを越え
応援したくなるような面白いテーマだった!
(ほんとはもっと過激だったのだろうが!)
ちらほら見せる少女の想い・・・
少年への葛藤等がいいタイミングで現れている。
とくに坂道を下りながらの二人の会話にはあたらしい描写手法や
新人監督の好奇心等いろんな取り組みをみてとれる。
一時間半少しの時間の中で監督自身が新しい手法の取り組みを惜しげも無くやろうと
している感と美しい背景等がベストマッチしている。
特に路面電車や客船などのタッチは圧巻で美しい。
坂の上に毎日あげられる旗を通してえがかれるセンチメンタルな切ない想いや
絶え間ない慈愛的な父への想いなどがよく描かれた美しい作品だろう!(sim)
PS:偶然お会い出来たクライアントのご家族!
皆さんお変わりなく元気で嬉しい限りです!(sim)