2011年 日本 三谷幸喜作
法廷中心の劇中映画と思いきやそうではない。
もちろん中核は一つの事件を巡る裁判となるのだが意外な方向に進んでいったり・・・(笑)
全編、笑泣きという感じだ。
観る限りどれだけのキャストが出ているのか見極めるのは難しいものの
エンドロールを最後まで見るのもおもしろい。
「悪人」の深津絵里が演じる女弁護士がストーリーが進むにつれて
自立していく様や時に見せるキュートな仕草は面白い。
落ち武者を演じる西田俊之のひょうひょうとした態度との対比や
ボケ・ツッコミの掛け合いは、絶妙(笑)
142分と長編ではあるもののあっという間に感じるだろう。
三谷幸喜監督作品は今回初めてみるが
「映画」というより「喜劇」といったところだろうか。
キャスティングはとてもしっかりしているものの
多数出演しているせいか、しっかりしすぎて大事なカラミが弱くなっている場面もある。
それでも事件解決に翻弄する女弁護士と汚名返上にかける落ち武者との
仲良くも助け合いながらのストーリーは、
へんなモチベーションで笑ってしまうほどよく出来ている!(sim)