2011年 日本 園子温作
3人の女性による視点をいろんな男性を絡ませることによって
様々なシナリオをつくりだしている。
一見、女性が主軸であるかのような錯覚に陥りやすいものの
ストーリー(詩的)が進みあたり男性目線による構成と気づく。
それまでは渦中に引き込まれそうになるものの
そこが見えてしまうと意外につまらないものである。
「情」という日本人特有の解釈のもと
愛と憎しみの狭間で生きる3人の女性。
園子温独特の演出の甲斐あってそれぞれの女優も怪演を魅せる。
無償の愛と恋心における罪と罰。
さらには妄想からの離脱を問い続けた一作だろう(sim)