森田アルミ:albase(アルミ巾木)
3.600mm×6本セット/30.000円(直線部材の場合)
サンプルを受け取り質感を確認!
金属の中からアルミをチョイスした理由が分かった。
軽量性と加工性そして生産的コストパフォーマンスだろう。
(概ね価格表から部材単価1.388円/mは建築部材として安価とは言い難い)
しかしステンレスなどで生成すれば商業ベースにさえ乗らないのも確かだ。
今回はそんなことも踏まえながらやはり気になる素材感を見極めるため出隅・入隅を取り寄せた。
素材感としてはアルマイト素地ではなく表面を細い粒子で整えてあり艶消し仕上げとなっている。
巾木たかさ12mmというラインは壁と床の間になじむ寸法だろう。
しかし壁自体が凸凹している場合などはその納まり状不可能なケースもある。
気になる出隅の合わせ部分は、けが防止が施され安全性も確保させている。
入隅に至っても精密製品を感じさせる納まりだ。
裏に返せばすべり防止の溝らしきもの(おそらく製造過程において必要なのかもしれない)や
断面をみれば改めて精密部材という印象を受ける、
とくにチリ部分の1.2mm程度の返し加工は素晴らしい仕上がりだ。
(クロスなどの仕上げ厚みを考慮しているのだろう)
その他にも製品として様々なパーツが必要となり細かい作業が予想させる。
そこで気になるのが施工誤差ともいえる施工技術!
このように逃げ寸法もほとんどなく精密パーツを組み込んでいくにはそれなりの取り組みも必要だろう。
工事区分も木工事専門の大工工事となるのか
金属工事あるいは内装工事となるのか今のところ未定であるものの
床・壁・天井そして枠との納まりなど巾木だけに止まらずいろんなモノに波及すること必死だろう。
12mmという金属巾木は憎いことに上記の様々なデザイン要素を発動させる
素晴らしいアイテムということは確かなようだ。
美しさや味わいさらには、機能性を両立させるには知恵と時間が必要となるだろう(sim)