オリジナルというモノにこだわる価値はとても大切である
むろん贅沢ととらえる方が多いと想うが
建築事務所に依頼するクライアントはその点を十二分に理解されている方がほとんどである
すなわち「家本来のこだわり」=「自分サイズの家」といいかえてもよい
製作コストは大量生産の既製品にくらべれば高額となるのはあたりまえであるが
建築事務所が得意とするバランスセレクトをうまく活用して望めばそんなにおかしな家にはならないものである
個性を大切にされる方はまちがってもカタログみたいなデザインは避ける方が無難といえる
この「Hearts」においてデザインアイテムのほとんどがオリジナルと言ってよいほどセレクトされている
それはクライアントが要求するデザインと大量生産される既製品とでは
「歩み寄りが出来ない範囲である」と判断した結果である
そのデザイン要求にこたえるために考え出されたカタチは今見ても迫力あるスガタとなっている
最後の上がりかまちにつけた「ステンレスタトゥー」
まさにオリジナルの極みである・・・それは家にアクセサリーを身につける感覚ともいえる
やはりお互いのデザインセンスを同調させれば不可能はない結果の現れ・・・
やはりオリジナルに勝るカタチはないようだ(sim)