高橋てい一

とても気持ちよい日だ。

そんな日にふらりと訪れる場所がある。

熊本で唯一美しいと思う建築。

高橋てい一率いる第一工房の作品「パークドーム」は雄大な阿蘇をバックに穏やかな丘陵地に位置する。

この季節が年間のうちにいちばん美しい。

新緑豊かな緑と咲き乱れる花々・・・・高く美しい空と雲。

そんなダイナミックでもあり繊細でもあるフォルムは、何時来ても何時まで居ても心豊かに感じる。

けして建築だけでは表現出来ない美しさは、ランドスケープデザインの醍醐味だろう。

細部に至るディテールはさすがに第一工房の技術力を感じる

・・・それと同時に

高橋先生のおおらかで優しくもあり建築にかける熱い情熱と魂を感じ得るばかりである。

大学時代に教わった教訓や使命感はいまでも忘れる事は無いだろう。

クラフトマンシップと社会への役割・・・それに達成感と慈愛。

思えばもう20年以上前の事なのだがここに訪れると昨日のように思い出される。

やはり美しい物には引かれるのは建築家として自然で日常的な事象なのだろう。

・・・それを感じる事がなくなった時、役目は終わる。

明日から始まる毎日が楽しみである(sim)

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