2011年 イギリス・アメリカ デヴィッド イエーツ作
映画シリーズがスタートして10年
これほど時間をかけてシリーズを完結した作品は数少ないだろう。
監督に至っては4人目である。
俳優陣も成長し(中にはお亡くなりになった人も・・・)
著しく本来の原作とは、違和感が生まれながらも映画特有の手腕でカバーしつつ押し進められている。
もちろん観ているこちらも同じように10歳年を取ったのだから仕方ないのだろうが?
そのせいか昔のことや細かい設定などなかなか思い出せないまま
スクリーンの前に座ることとなった(笑)
ただ、本作を重ねるに至り次第に児童文学の域を脱しながら
進められているストーリーは見所があるものの
やはり子供目線で創った3作品目まであたりが一番楽しめた感じだ。
監督もアメリカ人からイギリス人へとバトンタッチしているところから
そんな演出やトリップの手法が変わっていったのだろうし回りくどい論文的な説明が多くなった。
結局、追い求めていることを知るために、「争う」ということで答えを見いだそうとしている魔法界!
(魔法でも解決できないこともあるということだろうか?:笑)
これって人間界も同じ!
そんなロジックストーリーに意外とマグル的な結末になったことに驚いた夜だった!
是非、一作目から見直さなければならない作品だろう(sim)