ガルバニウムのサンプルが届いた。
先日のブログで雑観したようにArea2に採用した素材である。
今回はダークブラウン(LIFEに採用を検証中)とブラックを取り寄せた。
色彩はサンプル帳で観たのより若干マットな印象である!
従来のガルバニウムユニットに対して最大の改善場所は重ね合うオスとメスのリブ部分を
アタッチメント加工した点だ。
今までは手仕事による締め付けが余儀なくされ作業効率が著しく悪かった。
さらには表面に現れる締め付けシワも無くなり意匠的にもスッキリしている。
リブ部分を見てみると雨仕舞いや強風による剥がれなど防止対策が施され
溝や返しそして鉄板の折り返しなども見てとれる。
裏面を見れば厚みやロット番号などが印字されリブ裏側までも折り返しを施してある。
面材表面に見える2本のラインはそんな折り返し部分を重ね合わせるためのモノだろう。
お気づきかもしれないが裏面の色がベージュということからこの素材は本来、
屋根部分に使用される素材である。
これを近年(建築界では!)、設計事務所を皮きりに至る所で壁面材として採用しているのだ。
もちろん様々な形状が存在しこれもほんの一部でしかない。
ただKスパンや今までの手作業による工事費用などくらべても
コストパフォーマンス(費用対効果)はとても良い。
もちろんメンテナンス性も同様にいえるだろう。
ただ一つの難点はアタッチメント方式という観点から
屋根におけるトップライト窓には不対応ということだろうか。(sim)