2011年 イギリス/フランス/ベルギー/イタリア/スペイン 監督:ケン・ローチ
ドキュメントとして観る一方世界で起こっている戦争と言う現実をコアな描写と感情で描く!
イギリス監督が観るイギリス傭兵の苦悩と葛藤・・・・
そしてバグダッド民の悲痛な現実は平和な日本に暮らす我々にあらためて安堵の毎日を考えさせられる一作だ。
ドロドロとした裏現実の社会をえぐり出すというよりは、
戦争後遺症に苦しむ男の苦悩と狂気の淵を見せられてしまうといったほうがいいだろう。
理不尽な行為と理由もなき殺人は現実におきているというメッセージ性を描くには
多少偏り過ぎている辺はあるものの
ラストシーンにおける理不尽な行為は怒り心頭になる。
「まずい時にまずい場所に・・・・」
テロ行為という何も産まない作為的な事象は、
忘れ去りたいロジックだ(泣:sim)