ベティブルー

1986年 フランス 監督:ジャン=ジャック・ベネックス

封切りしてから25年。

改めて観終わったあと「なぜ今になって・・・・?」という気持ちになりました。

リマスターということ以外当時の感動は薄れていたかのようです。

時代が変われば受け止める側も変わるというのは作品自体の資質によるものなのでしょうか?

(それともこちら側の変化でしょうか?)

全編にちりばめられた美しいスガタと二人の愛情!

ラストシーンにおける不可解なシチュエーション!

なんとも純文学的な純愛と後味の悪さとが跡を引く映像です。

けしてポスターから受ける印象とはかけ離れたストーリーは

こちらまでブルーにしてくれます。

前向きに生きる若者にとって一握りの幸せが失われたとき

やっぱり傍らで寄り添ってくれる人がいなければ弱さに負ける場合もあるのでしょう。

もしかして今の日本に生きる我々に警鐘を知らせていると思うのは深読みすぎでしょうか。

(多分違うとおもいたい:笑)

いずれにしても何か考えさせられた一時でした(sim)

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