いつも浅草に来るとドキッとする建築に出会います(笑)
隈研吾デザインの「浅草文化観光センター」です。
何やら興味をそそるスタイルをカモチ出しております!
本人曰くコンセプトは「平屋建築を積み上げた」と説明しているらしいですが
観た感じは五重塔らしからぬスガタを連想できますね。
とくにそれぞれの階層相間に設けた軒先が「もこし」的に見えて連結感をアップしています。
この浅草地域に溶け込むデザインというには余りにもインパクトがあり
違和感バリバリってところですが
潔いディティールにはニヤニヤしてしまうほどです。
鉄&木のコントラストとアイデアには感服しながら中に突入していきましょう。
最上階のテラスには出るとあのスカイツリーをはじめとする建築群が一望できます。
そういえばスタルクデザインのアサヒホールが出来たときにもそんなことを想ったものです(笑)
余談ですがスカイツリー足もとのダイナミック的構造美は必見でしょう(上写真右)
話は戻りテラスに上がり軒先や手摺のディティールは本当に割り切ったモノで
なかなか受け入れがたいものですが力強さを感じます。
とくにエントランスホールの自動ドアエンジン部をむき出しにしているのは驚きです。
一見コストダウン的な匂いもしながらあり得ないカタチに???でしょう(笑)
天井には只今Robustにて検証中の着色木毛セメント板が使用されいい感じです!
さらに地下レストルームにつづく階段室にはプロジェクター投影により文化映像がおとされております。
カルチャービルとして様々な取り組みや展示方法を組み入れ
浅草文化の基地としてランドマークビルとなるでしょう。
(でもどこかで観たカタチですよね:笑)
最近どことなくこのようなポップデザインのスガタをした建築が現れてきております。
冷え切った建築界に一線を投じることは間違いなく力作の一つと言っていいでしょう。
そんな慌ただしい時間と人波をおしのけ
今度は近代建築代表の西洋美術館へ向かうことにしましょう!!(sim)