UNITの建築模型が完成した。
基本設計をはじめて2作目となる。
マイナーチェンジをふくめながらユニット自体に機能性とボリュームバランスを整えて行く。
各個室がユニットとして現れるカタチは多少シンボル的な意味を持つだろう。
この姿をどうとらえるかというのはいわばクライアントの主観次第ではあるものの
建築デザインにおいてはその領域は非常にデリケートなロジックでもある。
壁面のカラーコントラストに加えアルミルーバーをポイントして採用。
通風や日差しから受ける陰影の美しさは、必ず美しいものになるだろう。
あわせてプライバシーを確保するというような主観的な条件を美しく整えるには客観的な操作を
幾度も繰り返しながら徐々に近づき見極めていかなければならない。
そんなお互いの想いがカタチとなりしっくりまとまれば基本設計は完了する。
もちろん別次元においてコスト収支も非常に大切なファクターでもあり抑えるべき項目だろう。
その3つが整うことが次へのステップへの条件ということは間違いない。
しかし本当はその前に見極め感じるべきことがある。
その大切さを我々モノ創る者は謙虚にうけとめクライアントに示すことが本来の責務になるだろう(sim)