現地視察に赴き想定した敷地周辺の「住環境模型」
今日はその模型に「熊本における春分・夏至・秋分・冬至」の日影を描いてみた
(もちろん想定した隣地建物によって様々変化する)
しかし今の段階でこのことを参考にある一定の推測を読み解く事が出来る
・・・日当りのいいところ
・・・涼しい所
・・・樹木がいきいき育つ所
・・・家事がしやすい所・・・などなど
ランドスケープエスキースの準備もおわりこれからゾーニングへ突入して行く(SIM)
ずっと暮らせるいい家づくりを追求する、熊本市の注文住宅設計事務所 EIIE(イイイエ)のブログです。
Archive for the ‘プレゼンテーション’ Category
ランドスケープゾーニング・・・
きのうの現地視察をもとに想定した新興住宅地のイメージをカタチにしてみた
このようにある条件を自ら与えそれを元に計画してみる事は専ら良くやる手法である
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南側の建物
・・・現地に記してある建坪(約38坪〜40坪)あることから「平屋」を想定(もちろん実際は不明)
ただしこの広さだと確率は高い・・・和洋折衷的な屋根をのせロフト計画を想定した屋根のカタチとした
(多少希望や妄想も入っている・・・!)
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東側の建物
・・・駐車スペースを既存電柱に寄せた場合を想定(ここはあえて2階建て洋風をイメージ)
これも実際は不明だが駐車場と南庭の関係から敷地中央当たりに計画するのが普通と判断
今回のプレゼンテーションはある程度厳しい条件というストレスを自ら与え
依頼者が希望する暮しがどんな風に解読出来るかというファーストプランとなる
頂いたイメージや時間軸そして理想をまずは創ってみようと想う:sim
プレゼンテーション依頼を受け現地へと訪れた・・・快晴:南風:気温良好
新地開発となる現地周辺には、まばらに建築中そして造成工事中という状況
現地に立って見回しても何の障害物も無く手がかりも薄い・・・
しかし足下をみれば幾つか住宅建築におけるヒントが見つける事が出来る
道路との関係・・・隣の電柱や支線・・・そして建築中の井戸掘削後!
特に気になる南側隣接地における縄張りの痕跡・・・
現地計画に一番影響してくる住まいである
早速実測を開始・・・そこから間取りやカタチを想定しなければならない
もちろん開発地の特性や環境・・・
東側や西側に建つ家のイメージなど・・・広大な空き地を完成系をイメージする
まずは現地視察の実態感を体に覚えさせるためにしばらく歩く・・・
そしてランドマークエスキースへと作業を移行してみることにした(SIM)
HELIX プレゼンテーション
都市型住宅というテーマを頂き望んだ第一案
シンプルなアプローチと導入方法・・・脇にはシンボルツリーを!
中に入れば上層階の居住空間へといざなう螺旋階段をメインとした土間空間・・・
そこにはファミリーエリアと介した「みんなの場所」・・・螺旋階段から入る採光が美しい
コンパクトとでありながら「収納」と「動線」を左右上下に配置する
導かれるように上層階に上がればコーナーソファーのあるリビング・・・
そして対面キッチンの会話エリア・・・
センターストレージをメインに家事動線と居住空間を活用的利便性を追求!
そんなイメージングがBOX型デザインとなり金属系2種類の素材で構築
力強いイメージと開放感ある内部空間の混合デザインでもある今回の提案
回遊できる間取りはかならず暮らしやすい時間を生む事でしょう
本日はお時間頂きありがとうございました
これが家づくりの指針となり素敵な住まい建立への足掛けとなることを願いますSIM
木守の舎:ファーストモデル
寄せ棟の美しいフォルムと安定したスガタ・・・そして「住み人」を守る大きな屋根
震災以降、同じ場所に住まう人を想い・・・安心して暮らせる家を目指しています
「日常的な安心」と「非日常的な安心」という真逆な事象に対応しなければならない暮し・・・
温かく・・・涼しく・・・雨の日も・・・高齢になっても・・・
台風の時も・・・震災の時も・・・
そんなごく普通のことを考え抜くとスガタカタチも自然で素直なものに行き着きます
日本建築のすばらしさと温かみ・・・
この「木守の舎」はそんな文化と技術が詰まった日本家屋です
深く切り込んだ軒と土間・・・
スロープ的アプローチを包む下家・・・
四方位かた隙のない佇まいの美しさと風格・・・
日本建築特有の腰上屋根・・・
など様々なモノを単純化しながら素直に解きほぐした家のカタチ
いろんな使い勝手に対応しながら臨機応変に暮しを営むことができます
・・・それこそが「自然と感じる心地よさ」ということなのでしょう・・・sim
HORIZN FIRST MODEL
与えられた場所に立ち順路を考えて行く・・・
道程に置けるシークエンスを読み取れば自然と3タイプの面影が浮かぶ・・・
今回のプレゼンテーションではその面影を追いながらイメージを構築して行った
そのなかでも2層住宅・・・半2層住宅・・・そして平屋住宅へとスガタを変えながらの暮しづくりは
挑戦的な間取りも交えとても魅力あふれるものになったのはいうまでもない
やはり頂いたイメージから浮かぶストーリーが3種多様なスガタの中に見え隠れすることになった
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第一案・・・2層住宅
マッシブなユニットを組み合わせた手法に寄る住まいは採光・通風・・・どれも平均化した暮しを有する
ダイナミックな空間と落ち着きある空間のメリハリが縦に伸びたスガタである
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第二案・・・半2層住宅
シンボル的なユニットを平屋住宅と合体させ空間そのものにメリハリをつける
不均衡なプランレイアウトや窓の強弱を有し美しい光りが落ちてくるだろう
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第三案・・・平屋住宅
不可能かと想われた敷地にチャレンジした逆発想の提案
横の動線を限りなく単純化することで余分なものを捨て去りユトリをうみだす
他の2案にくらべコンパクトながら視線の広がりは類を見ない結果となった
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町並みにおけるストリートビュー・・・そして我が家というランドマーク的存在
しかるべき暮しを豊かにするには様々なシークエンスがありつつ求められるスガタは幾万に等しい
この提案が基軸となり家づくりの指針となればありがくおもいます
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今日はお時間頂きありがとうございました!(sim)