毎年、新しい年がくるたびに何時も思う。
社会は「伝承」によって受け継がれて行く事を・・・。
難しく考えることはなく、至って簡単な事なのだが・・・!
何となく「家」と似ている。
技なり技術なり全ての事象は先人からの教えや営みがあってこそ。
つくづく思う。
受け継がれて行くすばらしさと確かな進歩。
世の中全てが、一つの和になり繋がっているとしたら・・・
周りを見渡した時、カタチあるものは、全て必要であって
不必要なものは一つもない事に気づくはずです。(sim)
ずっと暮らせるいい家づくりを追求する、熊本市の注文住宅設計事務所 EIIE(イイイエ)のブログです。
Archive for 10月, 2010
私たちカタチをつくる者としては、原風景を必ず持っているものです。
育成の過程か、あるいは志した後かは個人差があるものの
心に秘めた心情は自然と身に付いているものです。
これをいくら表現しても三者には難解なロジックであり説明もできないものです。
しかしながら「家」を欲するクライアントにたいして同調する事はたいして難しくない。
どういうことなのか?
幾日も難解な暮らしというワードを幾千も重ね、クライアントに変わってカタチ創っていく。
それは、クライアントの欲するカタチになり、けして設計者のカタチではない。
立場をかえるとその境界線というボーダーラインは不確定そのものです。
しかし、ボーダーラインがどれ?というのはこの際、問題ではなく
それがどこ位置するのか、クライアントとの程よい距離感はどの程度なのか?
「どれ?」ではなく「どこ!」が問題だと思う。
そんな家という「暮らしの芯」を大切にしながら、大切なクライアントの家をカタチづくりたいと思う(sim)
クライアントは、だれもが思うはずです。
「せっかく建てるんだからじっくり考えたい・・・」
確かにそうです!
・・・・しかしながら、いざ取り組みはじめるとそうはいかないのだ。
気ばかし焦って廻りを見てしまいがち。(友人・知人・見学会・・・etc)
最悪は,メーカー営業からせっつかれる羽目に・・・。
じっくり考えれどころか自分がないまま進んでしまいます。
じっくりとは・・・どんなことなのか?
「気ままに自分の言葉でしゃべること!」
疑問や不安を希望に変えてくれたら・・・!
伝えることの自由や時間に制約されないこと。
人生の1年や2年・・・・家に向き合う時間としては、短いと思いますね。
すこしくらい立ち止まって考えるのはとてもいいことです。
じゃ~!僕らの立ち位置ってどんなんだろう?
クライアントとの距離感ってどのくらいだろう?
せっつかず・頼られて・立ち入らず・・・・!
なんとなく説明しづらいけど、共に悩み解決していくこと!
これに尽きると思います(sim)