ガレージ配筋である。
ピロティ空間となるここには通常施さないくらいの鉄筋で埋め尽くされた。
とくに柱脚は地中梁に当たる部分はRC並みである。
躯体基礎からの差し筋を施し駐車場土間が下がらない処理も確認できた(上段中央)
丁寧に番線にて緊結され
明日のコンクリート打設を待つばかりである(sim)
ずっと暮らせるいい家づくりを追求する、熊本市の注文住宅設計事務所 EIIE(イイイエ)のブログです。
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基礎立ち上がり部分のコンクリート打設に訪れた。
季節がらコンクリート調合に補整を加え今回の打設となった。
近隣密集地における条件のもとご覧の通りクレーン車によるバケット搬入となる。
搬入されたコンクリートにバイブレータをあて内部気泡を取り除いていく。
これはジャンカといって硬化不良を防ぐ作業である。
補修など行わずコンクリート本来の強度を得るためだ。
天端をならし平滑にしながら均等に仕上げて行く。
今回で住宅部分の作業は終わり次はガレージ部分の地中梁工事へと移行していく。
独立基礎と鉄骨を併用したピロティ型ガレージだ。
スキップフロアによるダイナミックなスタイルは使い勝手と巨大収納を得ることができた。
そんなカタチが今月末には棟上げとなり姿を現すだろう。
Whityの現場にやって来た。
今日はベース(基礎底盤)打設前の配筋検査。
・・・・検査?
いろんな検査が存在します。
1、施工会社(ビルダー)が行う請負検査(基礎業者に対して適正に施工してあるかどうか検査します)
2、設計事務所が行う設計検査(設計図通りビルダーが施工管理してあるかどうか検査します)
3、保証会社が行う保証検査(設計&ビルダーが保証条件に合った仕様にしてあるかどうか検査します)
様々な立場で行う理由はそれぞれ目的の違いがあるものの対象建築物=クライアントとの為!言う事になる。
なぜか?
一時期住宅建築に対してクレーム産業という時代があった。
住宅メーカーというメガ市場の時代。
クライアントより利益優先で進めて来た社会のリバウンドが現代である。
最近はメーカーによるエコ住宅や自然素材など都合のいいキャッチセールスを宣伝している。
私たち設計事務所に携わる者からすればいい加減な行動だろう。
そもそも粗悪住宅や劣シックハウスを推進しながらつくって来たメーカーが掌を返したように
笑顔で売っている姿をみると悲しくなる!
クライアント:ビルダー:アーキテクトといった3立法が自然なカタチとは言え
保証や保険などは厚い事に悪い事は無い。
しかしながらその保証仕様もまだまだメーカー寄りのところがあるのも事実。
今後検証する必要はある!
また、立場を変えてみればアクロバット的なデザインにおけるカタチは、
適正な保証を受けられないモノもある。
理想と現実を見極めるのは、やはりアーキテクトの役割だろう。
そう言いながらも・・・もちろん今日の検査は合格です(笑:sim)