Archive for the ‘デザインに想う’ Category

持っている力を家にそそぎたい(抜粋)

この仕事を選んだときから毎日が過ぎるのが早い。(っというか繰り返し)

建築を志したときから思えば30年という年月もあっという間に感じる。

業種に限らず「仕事」を託されたらコンプリートしないではおけないと性格。

人の家ともなれば「家族の暮らし」そのものを託されるだから責任も重い。

それに負けないともなれば、自分のもっている力を総動員しなければ足を踏み外しそうになる。

細いエッジを歩いているかのよう・・・。

毎日がそんな緊張の連続で果てしなく続くのだが・・・それがまた、面白い。

それに・・・

行く先々でいろんなモノに出会う。

人であったり想いであったり・・・!

だから、やめたいと思った事は一度もない。

建築に出会えてとてもありがたいとすら想える。

だから託された家を愛してもいるし全てのクライアントが好きなんだろう。(sim)

KURO

何気ない廊下の突き当たり。

左に曲がるとルームへ通じています。

コーナーをデザインするときにアイキャッチャーを意識しながら設計していきます。

ここは、トップライトとペンダントライトをチョイス。

昼間は一日中明るく自然光が降り注ぎます!

夜間は人工的な明かり!

ダウンライトじゃなくペンダント3灯です。←なんとなくやわらかくなります。

そんな手法を使えば何でもないコーナーがデザインへと変容するんです。(sim)

受け継がれていくことの大切さをカタチにしたい(抜粋)

毎年、新しい年がくるたびに何時も思う。

社会は「伝承」によって受け継がれて行く事を・・・。

難しく考えることはなく、至って簡単な事なのだが・・・!

何となく「家」と似ている。

技なり技術なり全ての事象は先人からの教えや営みがあってこそ。

つくづく思う。

受け継がれて行くすばらしさと確かな進歩。

世の中全てが、一つの和になり繋がっているとしたら・・・

周りを見渡した時、カタチあるものは、全て必要であって

不必要なものは一つもない事に気づくはずです。(sim)

SHIRO

エントランスにいたるアプローチ?

・・・・というか!

ここは、ホールなのか?ポーチなのか?微妙な場所。

奥には、エントランスドアがあるだけ。

土間と真っ白な壁と天井。

ストイックデザインの中にウォールナットだけが際立つ空間です。

華美なデザインをやめると本質が見えてきます(sim)

家という思い出を残したい(抜粋)

私たちカタチをつくる者としては、原風景を必ず持っているものです。

育成の過程か、あるいは志した後かは個人差があるものの

心に秘めた心情は自然と身に付いているものです。

これをいくら表現しても三者には難解なロジックであり説明もできないものです。

しかしながら「家」を欲するクライアントにたいして同調する事はたいして難しくない。

どういうことなのか?

幾日も難解な暮らしというワードを幾千も重ね、クライアントに変わってカタチ創っていく。

それは、クライアントの欲するカタチになり、けして設計者のカタチではない。

立場をかえるとその境界線というボーダーラインは不確定そのものです。

しかし、ボーダーラインがどれ?というのはこの際、問題ではなく

それがどこ位置するのか、クライアントとの程よい距離感はどの程度なのか?

「どれ?」ではなく「どこ!」が問題だと思う。

そんな家という「暮らしの芯」を大切にしながら、大切なクライアントの家をカタチづくりたいと思う(sim)

WEEKEND HOUSE

そろそろ季節ですね!!

薪ストーブはとっても魅力あるアイテム。

冬はぽかぽかと暖かく、揺れる炎が心地いい!

夏はスチールボディがひんやりと感じてみているだけでも涼しく感じます。

一年通して存在感がありますよね(sim)

COURT HOUSE

住宅に過剰なライティングはいらない。

ましてやスポットライトなど無用なアイテムだと思います。

不自然でしょうがない・・・

ぼんやりと明かりが灯る感じ・・・・

地域にも暮らしにも安心感を与えると思います。(sim)

ファサード

ファサードはクライアントとの融合デザインと思う。

設計が終わり監理が終わり残ったカタチをみながら改めて思います。(sim)

立ち止まってクライアントと思惑に深まりたい(抜粋)

クライアントは、だれもが思うはずです。

「せっかく建てるんだからじっくり考えたい・・・」

確かにそうです!

・・・・しかしながら、いざ取り組みはじめるとそうはいかないのだ。

気ばかし焦って廻りを見てしまいがち。(友人・知人・見学会・・・etc)

最悪は,メーカー営業からせっつかれる羽目に・・・。

じっくり考えれどころか自分がないまま進んでしまいます。

じっくりとは・・・どんなことなのか?

「気ままに自分の言葉でしゃべること!」

疑問や不安を希望に変えてくれたら・・・!

伝えることの自由や時間に制約されないこと。

人生の1年や2年・・・・家に向き合う時間としては、短いと思いますね。

すこしくらい立ち止まって考えるのはとてもいいことです。

じゃ~!僕らの立ち位置ってどんなんだろう?

クライアントとの距離感ってどのくらいだろう?

せっつかず・頼られて・立ち入らず・・・・!

なんとなく説明しづらいけど、共に悩み解決していくこと!

これに尽きると思います(sim)

COURT HOUSEⅡ

プランニングの場合よくコーナーを大切にします。

ゾーニングと似ているのですが微妙に性質は違うものです。

より個々の資質に左右される場合があるんです。

イメージングをしながらヒアリングを重ね情景を照らし合わせて行きます。

このピアノスペースもその一つです。

中庭に面しながら廊下の隅にやや広いところをつくると楽しみが生まれてきます。

そこに、ライティング・カーテン・音楽/絵・・・も、いろんな素材や要素が相まって一つのコーナーの出来上がりです(sim)