Archive for the ‘デザインに想う’ Category

K2(考察7)

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つづき

K2最後の到達点であるスッキプフロア

屋根勾配を調整しながらバランス利用した空間に色鮮やかなオレンジ・・・を

無機質な空間の最後を飾るとても重要な「色」

そしてキリヅマ・・・といった「カタチ」(子供部屋にはぴったりのモチーフである)

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最初のアプローチからいろんな道程を重ねてきた「到達点」にはふさわしい場所・・・

K2ストーリーの終結となる場所となった!

建築デザインとしての「可分」「不可分」・・・そして「構成」

「キャストと空間」・・・それを活かすデザインが必要である

長年探求している「ドラマツルギー構築」の一片となるK2デザイン・・・

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家というのは枝木から幾重にも葉脈が伸び・・・傘となり・・・主幹となる

K2にはそんな主幹に沿った空間がまだまだ存在する「大切な場所」がたくさんある!

これらも今回のストーリーが読み解く上でとても興味深い「場所」となることでしょう(おわり)SIM

COURT HOUSE

COURT HOUSE SKIP&MODERN

スキップフロアを導入した代表作・・・個室群が緩やかに・・・そして大胆に連動しく手法

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ホワイト&ゼブラカラーで統一された空間は今でも斬新なスタイルとおもいます

とくにWALL-DESIGNが面白くチラリズム的要素を取り入れています

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ストリップ階段や奥に隠したサブホールなど・・・

アイデアがたくさんちりばめられ、この住まい独特のスタイルとなっています

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土間を境界に離れ間隔としてデザインした和室・・・左右にわかれれば違う個室群へとつながってきます!

どれもが懐かしさもあり斬新さも色褪せないデザインと昨今感じとれるこのごろです(sim)

COZY

COZY BLACK&WHITE DESIGN

南窓を最大限に解放したリビング・・・シンプルかつダイナミックにデザインした住まいです

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COZY LIVINGにはインテリアも統一されたアイテムがずらり!

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COZY KITCHENから見る美しい風景がとても印象的です

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COZY LDKが家族みんなの居場所となりくつろげる場所!

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COZY ROOM 一人好きなギターを弾きながら作詞するのもいいものです!!

改めて見返しても新鮮な印象をうけます(sim)

K2(考察6)

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つづき

階段を駆け上ると今までの道程が一望出来る場所がある・・・

・・・大屋根のカタチもあえてここではっきりとわかるように・・・

視覚的にエントランスホールまで見通せるようにしたのは人工的な灯りがほしかったからだ・・・

偶然にもクライアントが望んでいた器具をセレクションしてくれたのが最大の理由だろう!

ハイサイドライトからの日光・・・

バーチカルからのシャドウライン・・・

そしてスチールによる構造デザインなど・・・「縦」と「横」を交錯させているデザインである

少し踊り場が前に飛び出しているのもよいアクセントとなっているようだ

加えてスクエアの大きさと奥へと続く屋根の見え隠れするバランスなども一躍を担っている(つづく)

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Robust

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Robust Living

mono-tone Lifeをめざし築き上げたRobust・・・

イメージづくりに数ヶ月・・・素材厳選に数ヶ月・・・

クライアントと妥協せず突き詰めた結果がカタチとなった唯一無二の代表作です

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その中で唯一「指し色」として取り込んだ「Blue」

Robustとの相性は抜群によかった!

それを活かすために取り入れたスクエアデザインも魅力十分!!

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クライアントも私も「暮しづくりを超えたモノづくり」へと異次元的構築論となった!

それはまさに「デザイン同期」といったことだろう・・・

・・・いままでの経験から皆無に等しいクライアントとの「同期」

Robustクライアントと出会ったことが唯一無二の成功となった理由だろう!!

・・・改めて敬意を評したい!!(sim)

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価格と家質

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COLOR・・・ひら舎(34坪)/坪単価53万(税別)/2012年度

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最近では様々な要因(建設業界や資材高騰あわせてメーカー事情)もあり建設コスト上昇の傾向が著しい

(来年・再来年ではさらに厳しくなるだろう)

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「EIIE」はクライアント(消費者)と建設業(生産者)の間に位置する(中立者)の立場を貫いている

双方の立場に立ち「社会的な適正価格」とは何か・・・

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建設費にブレを生じず(消費者)へ「適正価格」と「安定供給」が可能になるのか・・・

(生産者)の「適正利益」を守るためにはどうすればいいのか・・・様々な議論を繰り返し取り組んでいます

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しかしながら「市場価格」のブレや「人材費」の高騰「メーカー利益の高騰」などあいまって

なかなか素直には行かない今般・・・(ここ数年それが顕著に現れてる)

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住宅メーカーを例にあげれば「建設市場」の大きさから「安定供給」が整って来てる一方

「価格」と「家質」といった「コストとクオリティ」の「落差」が著しくみえるのも事実

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そんな状況の中(消費者)がどのような「家」を求めるか・・・必要とするか・・・

とても大切なのは言うまでもないが

(消費者)と(生産者)との間に立ち「審判・調整」する(中立者)であることが必要不可欠と自負している

・・・(単に設計を描き現場の監理をするといった使命の他に)・・・

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我々EIIEの仕事は「価格と家質」の(差)を平均化しながら

(双方の利益)を考えつつ「適正社会」を築く「ポジション」であること!

言い換えれば「設計」を通して(最大公倍数)ではなく(最小公約数)の「家を築く」ということだろう・・・

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(EIIE)

必要不可欠なモノ

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アプローチとエントランスとの関係・・・そしてホールの役目

自然と奥へ奥へと導きながら導入して行きます

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この住まいは「地下建築」ということも相まって

「晴れ」を示す素材を「階段」といったスガタに変えながらデザインとしています

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ライティングは全て自動追尾・・・クライアントの動きに沿って作動。

日中は上層部から自然採光を落とす計画・・・

北側からの柔らかい光りが何ともいえないホールをつくります

・・・やはりエントランスには何か「自然の恵み」が必要不可欠なモノなのです!!(sim)

「ひら舎」=「平屋」アレコレ

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日本建築型・・・ひら舎

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モダン建築型・・・ひら舎

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多層建築型・・・ひら舎

・・・イメージに限界もなければ決まりも無く・・・

ただ住環境と暮しぶりには左右される唯一のスガタでしょう!!

風土とカタチ・・・表裏一体の関係は切っても切れない仲良しの関係です(sim)

「ひら舎」=「平屋」いろいろ

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「ひら舎」=「平屋」はとても暮らしやすい「家のカタチ」です

もちろん「強さ」も兼ね備えています!

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いままだ設計してきた中にも数多く「平屋」があり暮らしやすい住まいとなっています!

ちかごろ問い合わせが多い「平屋」

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やはり震災以降増えて来ています・・・

皆様・・是非「平屋」をご検討されてはいかがでしょうか!!(sim)

K2(考察5)

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(つづき)

通りを貫くアプローチを抜けると上に伸びる場所(階段室)へと繋がって行きます

ここは「水平」と「垂直」が交差するところ・・・

緩やかなステップを・・・(マッシブなWOODで・・・)

急なステップを・・・(ストリップなSTEELで・・・)

それぞれの素材とカタチを対比されながらコントラスト楽しむ場所です

おおむね平屋的なレイアウトから上層階へとつながる場所でもあります・・・

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道中にはハイサイドから指す日差しのストライプ・・・

隠された場所・・・など

住人しか楽しめない工夫をほどこしています

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そして登り上がった場所から見る景色と

さらに奥へと続く頂をめざし・・・(つづく:sim)