Archive for the ‘デザインに想う’ Category

K2(考察4)

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(つづき)

東西へと長い軸線を基軸空間としながら・・・

その軸に沿って枝葉のように伸びて行く「固定エリア」

そんな上空の高低差を活用することで空間全体に陽をともす効果を!

デザインエッセンスとして取り入れた様々な要素

「明」と「暗」・・・

「低」と「高」・・・

「pp」と「ff」・・・

「水平」と「直角」・・・

整然と配列することで中核となるステージをつくりあげます

そして・・・さらなる高みへと導き出すために暗部(階段)へとつづきます(つづく:SIM)

K2(考察3)

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(つづき)

薄暗く低いトンネルを抜け・・・

一歩エントランスに入れば非常に明るく天井高い空間へと到達!

この「高低差と明暗差」をうまくコントロールすれば

「晴れの場」へと導く作法という「日常と非日常」とのバランスをうまく融合させてくれます

合わせて導き出す軸線を2分割すれば

さらに「住人」と「客人」との「住み分け」といった動線をつくれば

非常に奥行き感のある空間をつくり出すことができるのです(つづく:sim)

K2(考察2)

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(つづき)

アプローチを進めば程よい高さの壁に突き当たり・・・そして曲がる。

そこには無機質な素材とは一変・・・WOOD素材でつくったDOOR

・・・表からは見えない空間が住人を迎えてくれます

程よい暗さの此処は「舞台で言えば袖」・・・主人公への導入部分に当たる場所です

あえて左官の手によってパターン化されたスタッコフレーム・・・

静かな空間に「動き」を現す石パターン・・・

整然とパターン化されたパネルとの相性はとてもぴったりです!

そしてドアを開ければさらなるドラマ構築化された空間が・・・つづく(sim)

K2(考察1)

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長いアプローチを有効活ドラマチックに演出する技法として行うデザインスケッチ・・・

このK2におけるいくつかの「壁」と「素材」

高低差や異素材との関係をまとめつつ「家」としての機能を保ち

尚かつカラーリングとイメージをまとめていきます

そんな集大成がファサードととなり「暮しのカタチ」を形成して行きます

ちなみにk2は「3つの壁と素材」で成り立っているのです・・・つづく(sim)

K2

K2-2

K2 FACADE DESIGN

習作

EIIE

EIIEの設計手法

EIIE

EIIEを立ち上げて11年・・・設計して来た住まいは62棟に及ぶ

しかし数字で置き換えることが出来ないのが「住宅設計」という仕事!

改めて個々のこだわりを見返せばやはり次のようなことを感じる

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建築設計事務所が持ち得る「技術」をベースに

「個性」を引出し「クライアントだけの住まい」を設計する

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大切なのは建築設計事務所のカラーを出さず「ワンオフ・モデル」をつくりあげることだろう

それは内装にいたっても外装にいたっても同じ

「クライアントらしい」こだわりとセンスを見いだして行くことになる

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最近ではオープンハウスをしないようにしている!

これには「ワンオフ・モデル」といった特別な理由があるからだ・・・

簡単に言えば「見ても参考にならず」といったところか・・・

見学者はやはり自分好みの住まいを気に入るモノ!

「買う」というより「創る」といったこだわりの視線がなければ

EIIEの設計した住まいはなかなか受け入れるのに難解なモノが多い!!

当たり前だがそれぞれの住まいにはそれぞれの「個性」とがあるからだ

(もちろん個別に住宅見学を実施することもある)

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逆に言えば「自分らしい家ができる」・・・ということだろうか!

もちろん「コスト」についても同様で大金をかければいいのが出来上がる・・・ということではない

市場が流動的に動く建設業界

ビルダーにおける使命も日々維持することの難しさもありながら

決められたコストの中でいかに理想に近い住まいを提供できるか!ということだろう

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「クライアント」「アーキテクト」「ビルダー」双方は想う信頼と使命こそが

EIIEが大切にするこだわりとあらためて想う(sim)

熊本地震から約6週間

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熊本地震から約6週間がたった

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そして事務所再開から4週間・・・日々の現場監理やクライアントへの対応など合わせながら

次第と震源地を離れ遠方へと訪れることが出来つつある

当然ビルダーをはじめ資材流通や人材派遣など元に戻るのは未定・・・

もちろん被災地復旧が最優先されることが一番である!

ここ宇土市役所もその一端を担い仮説市役所でがんばっていることだろう

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あらためて被災したスガタを目の当たりにしながら

今、私たちがやるべきこと・復興への行動など沸々と感じ得る瞬間である

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しもだ

TOYOKITCHEN

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新作発表会にやってきた!

前から少しアナウンスがあったものの実機を見るにはもちろん初めて・・・

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当分デザインチェンジはないだろう・・・とおもった3Dシンクを

一気刷新となるデザイン・・・

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すごく興味があった期待を見事にクリアする出来映えとデザインにかける想いが

伝わってくる!

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とくに今回のキッチンはフルモデルチェンジとなり

かなりの見応えはもりろん厳しい視線に十二分に耐えるモノであった!

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渡辺社長をはじめトーヨーキッチンのチャレンジ精神は

キッチン業界のみならず今の建築界への刺激として大変興味深いものである

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熊本を離れ隣県でのレセプション!

地元での発表が待ち遠しい限りである!!(SIM)

撮影・・・

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撮影・・・

いつも建築模型をつくった後は撮影をしている

大切な記録という意味もある・・・

デザインが美しいか・・・という意味も!

フォルムやバランスそして素材のバランスなど・・・

ファインダーから映し出されるスガタを一度アウトプットすることで客観的に認識するという意味も・・・

いずれにしろ事務所の一角に簡易ホリゾントをつくってのデザインワークは

いろいろ確認することができる大切な時間であるとともに

いままで培って来た最新の技量が現れる場所でもある(sim)