外装に採用したガルバニウム素材です。
横一文字葺きというパターン化された配列に千鳥リブをほどこしました。
通常より屈強さと素材感が際立ったような感じがします。
そんなに高価な素材ではないのですが立ち上がれば端正な顔立ちとなること間違いありません。
素朴な素材を大切に活かすデザインほど魅力的でスリリングなものはありませんね!(sim)
ずっと暮らせるいい家づくりを追求する、熊本市の注文住宅設計事務所 EIIE(イイイエ)のブログです。
Archive for the ‘素材雑感’ Category
タイルサンプルが届きました!!
シャトーデザインにも用いる素材を探しながらエレガントスタイルを追求しています。
INAX:ラグナロックシャトーランドⅡ(13500円/m2)
非焼成軽量セラミックと言うだけあって軽くて頑強なつくりとなっています。
断面を見れば一目瞭然ですね(笑)
シンプルな表情と趣のある素材のコントラストがきっと美しいことでしょう!
色はベージュとグレーの2色
壁面カラーによって左右される素材感はどちらも素敵な色合いになるでしょう!
デザインモチーフ的コンセプトにモダンスタイルジャパネスクを取り入れながら進めているプロジェクトは
自然素材やクライアントの心地よさなども加味しながら
次第にカタチになりつつあります!(sim)
少しずつ素材を集め出しています!
自らガラス好き!というクライアントはどうもキラキラしているのがお好きなようです(笑)
そんなプロジェクトに採用するべく様々な素材を検証していきます。
今日は去年の暮れにサンプル注文していたガラスブロックがNEGから届きました。
サイズは空間性から150角をチョイス!
その方が間延びしなくいいでしょう!!
表情には透明性の強いモノやユラユラとしたもの・・・
スリガラス調のモノや指光性の強いモノ等様々です。
もちろんカラーガラス等の商品はいろいろありますがやっぱりプレーンな感じのモノが飽きなくていいでしょう!
(目地の色をグレーにすればカッコいいはずですよ!!)
他にも床材など注文したモノが揃い出せばトータルコーディネイト出来ますね!
新年が明け全国からぞくぞく届く素材はまるでお年玉の様に楽しいモノです(笑:sim)
家具などに活用する面材には様々な素材があります。
合成樹脂素材を用いたメラミン化粧板
自然素材を用いた練り付け単板
合成シートを用いたオレフィン樹脂突板・・・・などなど。
適材適所に活用しながら空間構成によって様々な場所やアイテムに使用していかなくてはいけません。
今回はHeartsに採用したウォールナット練り付け単板を検証してきましょう。
いろんな樹種の中でもウォールナットは特に木目が美しくインテリアや家具などにも多く活用される
樹種と言えるでしょう。
(ミッドセンチュリーデザインにかかせない素材ですね)
用意したのは板目模様いう木目柄が美しい部位となります。
(柾目の場合は木目方向が均等に水平表現されます)
その素材にウッドオイル(リボス:ビボス)を塗り込み素材自体の色彩を浮かび上がらせます。
俗に言うカラー着色ではなく自然発色による印象は、よても美しいモノです。
モダンな空間にも違和感なくしっくり納まるでしょう!
このように既製品では表せない素材感は
クライアントにとって未知数無限の可能性があるだけではなく
暮らしづくりの根幹ともいえるライフエッセンス的存在になりうる素材だと想います(sim)
chacha(ちゃちゃ)
45×45 せっ器質無釉角タイル 9.800円/m2
定番の四角タイルの新作が出来たと大阪からkunst松本氏が来社されました。
ネーミングから察するようにとてもシンプルな形状をしながらも愛嬌ある質感と言っていいでしょう!(笑)
ちょっと落ち着いた雰囲気のカフェデザインには最適なアイテムですね。
(カラーリングは濃淡2種類あります)
エントランスホールやリビングなどのアイキャッチにはもってこいです。
(ビンテージ家具などをコーディネートするのもいいと思いますよ)
またタイルと同じくらい大切なモノといえばやっぱり「目地」でしょう!
このサンプルにはかき落としされた巾15mmのデザインが採用されています。
(多少茶色にカラーリングされていますね)
タイルと目地との関係によって無限のデザインアイテムになるのはタイル独特のものかと思います!
住まいの中にちょっとでも使うことによって印象や価値もアップすることは間違いないでしょう。
今日は遠方からごくろうさまでした(笑:sim)
Heartデザイン定例会にてインテリアや色彩などいろんなフィニッシュワークのディスカッションが進んでいます。
その中でも空間を左右する床材のテクスチャーは大切なファクターです。
今日はそんな定例会の後一人じっくりとペイントワークをしてみました(笑:クライアント!楽しいですよ!!)
定例会におけるクライアントの求める色彩を調合するに当たり
リボス社製のタヤシリーズ:ウォールナット色とローズウッド色それぞれ1:1の割合調合でチョイス。
(理化学実験みたいに正確にしましょう!)
塗装を施した直後は艶もあり木目もつぶれている感じです(上写真中央)
その後オープンタイムを2~3分とってゆっくりふき取っていきます。
(いわゆるオイルフィニッシュ仕上げというものです)
艶も無くなりつぶれていた木目もはっきりしてきました。
この塗料は自然素材だけあって完全に乾くのが24時間程度かかります。
でも出来上がりはイメージに近いモノがあり次回の定例会でクライアントに見ていただきましょう!!
(写真左:塗り上げた直後です)
(写真右:一晩乾燥させたモノです/発色がよくなっていますね!!)
(これにウッドオイルを施すともっとしっとりするでしょう!!)
ちなみにフローリングの素材はウォールナット(無塗装)材です。
このように色彩やフローリング素材は星の数ほどありますが自分に合ったアイテムをつくる作業は
とても大切なことだと想いますよ。
特に既製品ではなく手作業に委ねるアイテムは、しかりでしょう!
これが実際の工事現場の職方さんへ託す指針となるのですから・・・・(笑:sim)
画材店へとやってきました。
ここ最近、ほとんどオフィスに缶詰状態なので一息入れる感じですね(笑)
実施設計・基本設計・基本構想にプレゼンテーション!
見積査定・現場監理・定期点検と様々な時間軸が流れる中、人ごみに入ると
いっそうクラクラしそうで・・・目当てのアイテムを購入して空かさず帰社!!
2mmのスチレンボードは建築模型になくてはならない素材です。
壁や屋根はもちろん色紙をほどこし打ち放しにしたりアルミパネルにしたり様々です。
画材店にはいろんな種類が置いてありますが決まって購入するのは数点しかありません。
やはり使い慣れたモノは限られてい来るのでしょう!
どんなことでも言えるのは初めて使うアイテムほど慎重に選び吟味すること。
いろんな実験や完成したカタチを見極めれば次に購入するかどうか決まるとおもいます。
帰りに市電にのってアナログなコクピットを凝視しながらすごした一時でした(笑)
行き帰りに乗った市電のアナログコクピットを凝視しながら
楽しい一時を過ごした昼下がりです(笑:sim)
ガルバニウムのサンプルが届いた。
先日のブログで雑観したようにArea2に採用した素材である。
今回はダークブラウン(LIFEに採用を検証中)とブラックを取り寄せた。
色彩はサンプル帳で観たのより若干マットな印象である!
従来のガルバニウムユニットに対して最大の改善場所は重ね合うオスとメスのリブ部分を
アタッチメント加工した点だ。
今までは手仕事による締め付けが余儀なくされ作業効率が著しく悪かった。
さらには表面に現れる締め付けシワも無くなり意匠的にもスッキリしている。
リブ部分を見てみると雨仕舞いや強風による剥がれなど防止対策が施され
溝や返しそして鉄板の折り返しなども見てとれる。
裏面を見れば厚みやロット番号などが印字されリブ裏側までも折り返しを施してある。
面材表面に見える2本のラインはそんな折り返し部分を重ね合わせるためのモノだろう。
お気づきかもしれないが裏面の色がベージュということからこの素材は本来、
屋根部分に使用される素材である。
これを近年(建築界では!)、設計事務所を皮きりに至る所で壁面材として採用しているのだ。
もちろん様々な形状が存在しこれもほんの一部でしかない。
ただKスパンや今までの手作業による工事費用などくらべても
コストパフォーマンス(費用対効果)はとても良い。
もちろんメンテナンス性も同様にいえるだろう。
ただ一つの難点はアタッチメント方式という観点から
屋根におけるトップライト窓には不対応ということだろうか。(sim)
48×98 t=9 29800円/m2
ガラス質による印象は決まって堅く冷たい感じを受けるのが通常である。
今回取り寄せたタイルはそのようなインパクトも無く独特の質感を感じるモノである。
種類はブラウンとグレーの2種類
どちらもネットによる加工が施され通常の施工が可能となる。
ただ半透明による素材感を活かすためには下地からデザインしなければならないだろう。
特に目地に至っては微妙なカラーリングと施工が求められる。
ガラス質に表現された流れるような紋様は一見、年輪や割肌を連想され
どれも同じモノがない。
吸水率は低くガラス独特の性能を有する。
ただ浴室などには避けた方がいいだろう。
一定のデザインがそろえば壁面全体に表現することによって
クールで上質な空間となるのは間違いなさそうだ。(sim)