Archive for 1月, 2011

CASUAL

内装工事が進む。

ナチュラルテーストをモチーフにウッディな雰囲気がテーマ。

丁寧に仕立てが施されて行く。

この気温では室内での作業がベターだろう。

リボスを使い健康に気を使っているのだが作業している職人には厳しい環境だ。

したないといえばそうかもしれないが、クライアントの一言があればきっと嬉しいはず。

職人はいったい何を思い毎日を暮らし、楽しんでいるのか?

長年、建築家の建築監理(もう何十年前になるのか)に携わって来た経験からいうと

熊本の現場監理のあり方に驚いたことがある。

職人と対面する機会がおおいのだ。

アトリエで「建築」を学びつくっていたときにはあり得ない話。

タブーとしてきた行為は、違和感を感じる。

思い出したかのように昔の調子でデザインをきめても水に流さなければならないケースも・・・。

っというか答える職人が山ほどいた。(いいかえれば毎日が戦争!)

むろん職人の感情など気にしないのが当たり前の世界。

「建築」レベルをあげるに従い人間味がなくなって行くのは昔の話ではない。

次元の違うところで今も邁進している事実なのだ。

しかし・・・はっきりいって今は必要の無い話である(sim)

キッチンに住む

DMが届いた。!

トーヨーキッチンでキャンペーンが始まる。

当社での実績の中でも数多く採用してきたキッチン専門のブランドだ。

近頃はタイルやファニチャーさらにはライティングなど設備の枠を飛び出て

インテリアとして提案型が広がりつつある。

いろんな暮らし方があるなか憧れという意識は強いが「本物」でないと出せない味わいもある。

もっと知って見てもらいたいのは、採用してきた当社としても同じ思いだ。

ざひ手にとって見ていただきたい!

アドバイザーの國津さんが丁寧に案内してくれますよ(笑:sim)

トーヨーキッチンHP → http://www.toyokitchen.co.jp/

陳内の舎

住み手が暮らしはじめて本当の「我が家」となると想う。

家づくりはそんなクライアントの暮らしをカタチづくること。

建てる前と暮らしぶりは、器の機能や大きさで多少は変わるかもしれないが本質は変化がないはず。

「自分の家だから」

と、こだわりは持ってもらいたい。

いやいや、持つべきである。

ちなみに写真は私の両親の住まい。

玄関先には解体した本家の梁が再利用されている。

「せんだん」である。

職人による手仕上げで下駄箱や椅子などを創ってもらった。

仏間に至っては床の間の中央に漆塗装の祠と家族みんなで仕上げた大梁。

漆喰のホリゾントにいい感じだ。

そんなデザインのなかに暮らしが入って一層暖かくオーガニックな雰囲気を出しつつある。

「やっぱり家が一番」ということになるのか!

自然体で創り上げるカタチは美しいものである(sim)

ちなみにオリジナル照明は「Taijirou」作!

ホームページ→ http://www.open-cafe.com/taijiro/index.html

決まった毎日

毎朝、事務所の神棚に参ることから一日が始まる。(おおむね7時半くらい)

っていうか変な神棚?(笑)

お神酒と神花を入れているのは友人の作品。(大学からの付き合いだ)

京都でガラス工房を営んでいる。

友人のブログ → http://glassrooms.exblog.jp/

その先に控えるのがエンジェルとデビルのフィギュア(罰あたりか?笑)←なぜかトーヨーキッチン

エンジェルデビル

紺碧色がすきなのでタイルをアレンジ。

退屈した時は模様替えもする。(暇なのか)

カタチはどうあれ年のせいか毎日決まった暮らしを送ることを心がけている。

やはり早起きして仕事に取り掛かると気持ちがいいものである(sim)

URBAN RESIDENCE

スピーカー用先行配管がすすんでいる。

今回はBOSEホームシアターシステムを採用。

あらせてLAN配管も同時に先行。もちろん照明計画も同じだ。

次第に内装工事へと移っていくわけだが以外に細かい作業が多く存在するデザインは、

ぱっと見た目では分からないものである。

スキップフロアでリビング・ダイニング・サブリビングとつなぐ空間に響く音響が楽しみである(sim)

BOSE HP→ http://www.bose.co.uk/GB/en/index.jsp

陽だまりの舎

早朝の現場は気持ちがいい。

近頃は息も凍るくらいの勢いだが先日の基礎工事つづき作業が進む。

そんなアプローチ裏の土間が朝日をあびて輝いている。

なんとなく写真に収めた。

近頃の冷え込みを考慮してコンクリート補正をほどこし養生を促す。

合わせてエアコンスリーブ等の指示を直接ベースに写す。

現場が一番のデスクかもしれない(sim)

応えること

クライアントとは何か

様々なロジックを書き連ねて来たがそろそろ答えなければいけない

建築家とは何か

学び考え感じ見て来たこととは何か

答えは出ている。しかし語る事の難しさがためらわせる

この相互関係に生まれる答えは何か

その一点が答えとなる(sim)

陳内の舎

8年が経った。

完成当時の趣から考えると退色こそしているが手入れは行き届いている。

木部の再塗装は2回。(自主管理)

外壁清掃は2回。(自主管理)

定期点検は2回。(設計検査)

シロアリ再処理は1回。(保証期間内)

設備点検1回(自主管理)

住まいが完成した後の維持管理にはコストがかかる。

家族が増え世代が変わって行く。

残す責任、託される責任は「家づくり」だけではないのだ。

家族がもつ継承の流れは同次元で粛々と進んで行く者である。

私たちの責務はそんな流れを潤滑にしていく単なる作業にすぎない。(sim)

URBAN RESIDENCE

エントランスホールの吹抜け。

煩雑な現場を見上げたら以外にもきれいって感じた!

夕暮れ間近の一瞬。

明るく5.5mもある空間は圧巻である。

そんなダイナミックなエントランスはインナーガーデンがあったりと一年中

四季をかんじるスペースになるだろう!(sim)

ONE

クライアント元気にしてますか?(笑)

エントランスホール的なところ・・・?

昨今エントランスの使われ方がかわって来ている。

以前はファサードと肩を並べるくらいリスペクトされる空間。

個々なのか社会情勢のあおりなのか自然と住まいの規模がコンパクトになって来ている。

しかし暮らす家族構成はあまり変化が無い。

読み取ることは居住空間を確保するにあまりおもてなしの空間がダメージを受けているということ。

いっそ欧米なみに暮らしを変えるデザインが古今登場している。

しかしながら魂まで欧米に売る事は必要がない。

必要な事は日本人特有の心使いだ。

センスもライフスタイルも存在するデザインの世界だが心情まで変える事は非常難しく

単なる設計者に出来る訳も無く

クライアントが決める事も難しく

いったい誰が決めれば良いのであろうか。

その導きこそが我々託される者の責任なのだ(sim)