2010年 アメリカ・スペイン 監督:ウディ・アレン
ロンドン♪ロンドン♪ユカイナ・・・・ロンドン∝♪
・・・ということで今回はロンドンを舞台にした一作!
いい大人が????よくやりますね~(笑)
終始アレン節というか出口のないパラドックスに陥ってしまいます。
ま~好きですね!このやりとり!!
今度は三部作最後のローマにいってみましょう!!(sim)
ずっと暮らせるいい家づくりを追求する、熊本市の注文住宅設計事務所 EIIE(イイイエ)のブログです。
Posts Tagged ‘シネマ’
2012年 アメリカ 監督:ロバート・ロレンツ
グラン・トリノ以来の作品にうれしいかぎりです。
往年のスターで現役活躍するただ一人の俳優!
(やっぱりカッコいいですね!:笑)
今回は大リーグスカウトマンを演じながらいろんなテーマを含んでいます。
親子の関係・家族と仕事・妻との別れや娘への愛情などイーストウッドの視点を通して展開していくストーリーは
次第に核心に触れながら温かく包まれていきます。
もしかするとこれが現役最後の作品になる?と想わせるほどの迫力には見入ってしまいます。
いろんなCGや技術革新によりハリウッド映画のスタイルも変化しています。
俳優としての誇りや真眼などどことなく薄らいでいっている昨今に重ね合わされる作品でしょう。
若い俳優陣に席を空けながらそ~っと去っていく去就などを想わせるラストシーンはグッとくるものです。
このことが人それぞれにとっての特等席ならば
いつも傍らにあると信じたいものですね!!(sim)
2012年 天草 監督:禱(いのり)映
NOT LONG AT NIGHTにつづき熊本・天草を舞台にしたストーリーは
地元牛深に生きる人たちの奮戦記というべきでしょうか!
女性パワー全開にタジタジしてしまいそうです(笑)
ちかごろはB級グルメやゆるキャラなどいろんなアイデアが地方で生まれています。
生み美しい島国におけるカルチャールネサンスというべき取り組みから
今回のようなプロジェクトが一役買うことでしょう。
牛深が天領だったことも今回初めて知りました。
(きっと豊かな国だったんでしょうね!!)
そして遊郭なる存在も・・・・
おもえば熊本に暮らしながらあまり知らないことばかりです。
だとするとネット社会に翻弄させがちな中央文化より面白いことがいっぱいありそうな
印象を受けます。
きっと現地に赴けばわかることかもしれませんね!
このようなロードムービーをみればやっぱり行ってみたくなるのはしかたありませんね(笑:sim)
2012年 熊本 監督:遠山昇司
とても難解(いくつもの答えがあるので・・・)です?
ほとんどが観る側にその答えを迫りながら
卑怯にも委ねることを主眼に置いているところ辺りは、次第に気持ち悪くなってしまいます(笑)
ロードムービーといいながらも
やや脱線している感は否めないのも狙いかもしれません?
女の行く先々で出会う人達が発する言葉やイメージそして疑問質問など
日常に隠されたワードを手掛かりに様々なことを思い出させます。
幕が上がったころの暗くて怖い風景など・・・・もそうでしょう。
ラストシーンの美しい海もそうでしょう!
そんなどことなく叙情的で不可思議なストーリーに引かれながらラストシーンに至ったとき
不思議に心地よくスカッとした気分になるのはちょっと驚きでしょうか?
実験的な人間ドラマとしては面白いな~っと、あまり深く考えないことが一番ですね(笑)
じゃないと人生面白くないですよね!!
世の中「希望」に満ち溢れていると想います(sim)
2011年 アメリカ 監督:ジョディ・フォスター
誰もが心の病になれば助けが欲しくなるものです。
ところが家族でもなく友人でもない、ぬいぐるみに人生奪還を賭けるあたりはコミカルで明るく描いています。
もっとも違和感バリバリの演出にだんだん引き込まれていくのは、流石と言ったところでしょうか(笑)
しばし笑いも起こるし悲しくもなります。
ときにはホラー仕立ての演出には路線変更かな?っと思うほど・・・・
16年ぶりに監督として復帰したフォスターらしいスタイルはどことなくやりきれない家族の心情を
よく現しているでしょう。
どんなカタチになったとしても家族のぬくもりほど、ありがたく心強いものはないという
スガタを感じさせてくれます。
やっぱり人は、人と支え合って生きているのでしょうね!(sim)
2012年 日本 監督:ヤン・ヨンヒ
25年の歳月が経ち北朝鮮から一時帰国する在日コリアンの青年。
全編にどことなく暗い影をおとしながら子を想う肉親・兄を想う妹の慈愛と切なさを感じます。
(私たちにとっては考えれば考えるほどわからなくことばかりです)
当時「理想郷」とよばれた北朝鮮・アメリカ資本のなかで暮らす日本人
そして在日コリアン世界が切り取られ「あの国」へ行くことを決めた青年の葛藤描写が
心をうちます。
時間が止まり青春がとまった青年の口から「白いブランコ」という懐メロが流れるあたりは
時の残酷さを垣間見ることでしょう。
この作品のヤン・ヨンヒ監督自身も在日コリアンとして日本で暮らし映画活動をしているとのこと。
本人一作目の発表で兄の住む北朝鮮に渡ることが出来なってしまったこと。
そんな家族に会いたい気持ちすべてがこの作品に詰まっているのでしょうね。
ラストシーンにおける描写はまさにそれなのでしょう。
前回観たアメリカ作品における「幸せ」の物差しがこれほどの違い
自由や思想といった観えないボーダーラインがはたしてあるのか無いのか
必要なのかどうなのか?改めて考えさせられる夕べとなりました(sim)
2011年 カナダ 監督:サラ・ポーリー
とても幸せに満ち満ちた時間を過ごすことができました。
全編からあふれる美しい幸せを半端なく繊細に描ききったラブストーリーは
素晴らしく考えさせられる一遍なのでしょう。
日常の暮らしの中を流れる心情がとても細かい描写で
映し出されているところなどが他に類をみない感じです。
今回は、自然体における熱演?が気になる俳優セス・ローゲン(宇宙人ポールや50/50)が
出演しているということもあり期待しながらの観賞です。
当たり前ながら幸せを感じる気持には、人それぞれモノサシが違うことや
パートナーを想う自分の気持ちを伝えるのが下手だったりと
女優のミシェル・ウィリアムズも見事に表現していたのには驚くほどです。
「人生は物足りないくらいが丁度いい」
などと印象にもこるセリフもあったりといろんなことを考えさせられます。
家族や友人そしてパートナーに囲まれながらどこかに寂しさを感じ得てしまった自分
が出した結果の果てに大切なモノを手放しやっと気付く。
本当に自分を想う人は身近にそっと寄り添っているものなでしょう。
そんな揺れ動く心をスクリーンに写し撮ったいい映画でした(sim)