Archive for the ‘デザインに想う’ Category

銀杏

早朝の一コマ

やっと事務所の前の銀杏が色づきはじめました。

とてもきれいです。

デスクに座って朝日に映し出される自然をみると

とても癒されます.

これが建築(自分)の目指すところかもしれませんね(笑:sim)

模擬コンサート

必由館高校の公開テストに行ってきました。

舞台での模擬コンサートは、壇上でのマナーを体感するため、ドレスを着ての演奏らしい。

ピアノ・フルート・バイオリン・声楽・・・・。

個々3年間の集大成というべき今夜は、数多くの観客であふれ賑やかにも緊張感のあるものとなった。

一角では先生方が審査をしている。

後輩生は舞台脇で勉強さながらに真剣な趣で聞きいっている。

毎年、卒業前に行われる公開テストというべきイベントは

3年生にとって一つの目標でもあり通過点でもあるらしい。

演奏が終わると舞台に集まり後輩を含め楽しい夕べとなった。

各それぞれが春から新しいところでさらなる目標に向かって歩きだすのだろう。

今夜はとてもよい時間を過ごすことができました(sim)

Shine

光の森に建つ「Shine」は今年5年目をむかえた。

定期点検の後、久しぶりの秋晴れである。

開発分譲地であったこの場所も今では、りっぱな住宅街と化している。

熊本において唯一成功した良い事例だろう。

山間や傾斜地もしくは幹線道路沿いのムリな開発に比べこの場所はとても恵まれている。

広大な平地と利便性の良い交通インフラなどとても暮らしやすい場所だからだ。

ただ予想以上の人気から土地高騰も余儀なくされたのも事実である。

しかしながらこの場所を中心に半径3km圏内につぎつぎと開発も進み波及効果がおきている。

幹線道路も次第に改善されれば現在の交通緩和につながるだろう。

暮らしを支えるワーキングエリアも車社会である熊本からしてみれば、さほど遠くないエリアに進出している。

当時から思っていたのだがそんな車社会ともなればカースペースは3台は絶対条件だろう。

しかし街並み保全のために建築協定が厳しく相対する関係となっている。

「Shine」は、そんな条件を打開すべく

あえて配置に角度を与えることで

相対する条件を満たしながら日当たりとストリートビューを考慮した設計となっている。

(実際に区画を歩いてみるとわかるだろう)

そんな中長期的な変化を味わえるのもこの仕事ならではの感覚だろう(sim)

カタチのカケラ

建築模型は設計事務所にとって第2の現場である。

(言いかえれば本現場が1/1スケールの原寸模型といっていもいいだろう:笑)

例えば1/100スケールには様々な要素をふくんでいる。

佇まい・バランス・コスト・素材・コーディネート・ディティール・意匠・法規・環境・採光・通風・・・・など

そういったカケラの集合がデザインいえる。

たまに「デザインだけ出来ても・・・・」という文章やコメントを聞くことがある。

どの部分を抜き取ってそういうことになるのか不可思議でしょうがない。

営業トークに使う分はいいが、業体や個人を仕分けするような心ないトークは、悲しくなるばかりだ。

おそらく実体験を踏まず想像の域を脱することが出来ないのだろう。

建築模型は一見地味で大変な作業に思えるが意外とやってみると面白いものである。

イメージや図面からでは分からない場面に突然出会ったり!

想い通りになった時の納得感やカケラが組みあがった時などの達成感など勉強になるばかりだ。

こんなことを書くとプレゼンテーションを依頼する方など気を使うかもしれないが

前述したようにこれも一つの提案にすぎない。

設計事務所であるが故の事象だと割り切っている。

別の角度から見てみると、

この事象における取り組みがあることで若手が育ったりさらなるデザイントレーニングにもなって

いることは確かだ。(ジグソーパズルよりはるかに難解である)

なぜならこれらのカケラには好奇心という可能性がいくつも秘められているからだ(sim)

設計指針!

設計を進めるにあたって、いろんな作業が伴う。

その中で、とにかくクライアントに対してなんと!提案事項が多いこと(笑)

↑ (ショールームを持たず全てがオートクチュールであるが故の事象だろう)

どれか一つ部屋を決めるのに様々な資料が氾濫しがちである・・・・。

心がけているのは、まず主観的なセンスにクライアントの求めているイメージを

包括的に受け止め視覚化すること。

その中でも素材や設備・アクセサリーや照明・カーテンに至るトータルデザインをまとめることである。

たとえば個別にコーディネーターに協力していただいたり、照明メーカーにおけるプレゼンボードに頼ったりと

第三者が設計の中に入ってくることは、甚だNGにすぎない。

↑(言いかえればなかなかクライアントの思考を第三者に対して理解しにくい点と

営業サービス的な作業には実施が伴わないからである。)

それ故に設計フィーをクライアント側から見れば、どこまでが設計範囲なのか

甚だ不透明であることは確かである。

カーテンや造園など暮らしについて検証することはいくらでもあるからだ。

だからクライアントと同じ立ち位置で家づくりを任される以上、

やはりフェイスtoフェイスの関係がベストである。

様々な設計事務所のカタチはあるものの家づくりの対価として支払われる設計フィを

いかにクライアントの要望をカタチにし使いきるかが本来の作業の一環だとおもう。

↑(設計%以上に一番気になる点だろう。そして使い切ったかどうかはクライアントの主観的な想いもあるのだが

一つの指標としては、どの程度設計図書に盛り込まれているかどうかだと思う)

設計図書の中には、そういった内容を盛り込んだ照明計画図やコーディネート・アクセサリー表など

暮らしに直結する図書も存在している。

↑(工務店などは、とりあえず予算どりを先に済ませ着工後コーディネート作業にかかる所が

多いしスタート時点でクライアントが知らないまま時間が過ぎて行くものである)

とくにコーディネートに至っては

スケッチを交え、実サンプルにおける検証と提案が幾度となく存在している。

提案をうけたクライアントの笑顔とキラキラしたまなざしが一層の励みとなり次へのステップとなっていくのだ。

やはりローテクではあるが模型やスケッチの方が一番理解度が高いし

より一層クライントに歩み寄れる作業であることは間違ない(sim)

らしさ・・・を伝えてみよう

3Dによるデザインはあらゆる可能性をふくんでいる。

最近はプロセッサーの向上によって思考のスピードに匹敵する性能となった。

ストレスもなくなり様々な好奇心がカタチになっていくものである。

ただ、頼り切ってしまいがちな勘違いが最近では多い。

昨日、幸福度で指標されるブータンの結婚式の模様がニュースで流れていた。

若き王様を祝福している人々。

アナログな暮らしの中に幸せなカタチが一瞬見え隠れしている。

デジタルになることが重要ではなく好奇心の赴くままに描き考えることが大切なのだろう。

このスケッチもその一端の一コマに過ぎないものの

新しいカタチを肉付けしていく過程では面白いものとなった。

住宅におけるロジックは様々な情報の中で整理され当たり前のように間取りや空間が

成り立っている。クライアントをはじめそんな情報の中にどっぷりつかっていると

本来重要である自分や家族らしさを見失って味気ないモノへと変わっていくこととなる。

インプットしたモノをアウトプットするより

自分フィルターを通し「らしさ」を自分なりの表現で伝えるほうが

愛着ややりがいといった別次元の幸せを得ることだろう(sim)

Whereabouts

注文をしていたWhereaboutsが届いた。

素材はジャージー素材にチンツ加工を施しレザー感に近づけているというもの。

そのため見た目より重さもアリ着心地に出来るラインが美しい!

先日のレセプションでは様々なアイテムが誕生しトーヨーキッチンの新しい挑戦を

感じることが出来た。

既成概念にとらわれずチャレンジすることは大切だろう。

そういった取り組みが技術の向上とともにエンドユーザーに心地よさが伝わるに違いない。

Whereabouts福岡レセプションの様子 → http://whereabouts-style.com/blog/#entry810

なぜかブログに登場しています(笑:sim)

インターンシップ制度

先日からインターンシップ生を受け入れている。

将来において専門職に就きたい学生が実際に事務所での仕事を実体験しながら勉強するという取り組み。

熊本高専4年生:前崎さんにとって

約10日間におよぶ毎日は学校で習った知識を見極めるのにとてもいい経験だろう。

将来接するであろうクライアントと話したり、

デザインやカタチを想像するのに建築模型を組み立てたり、

図面上のカタチを実際に現場で体感したりと・・・・

あっという間に時間がすぎることだろう。

このような取り組みは減少しつつある専門職を目指すプロの卵にとってとてもよいプロセスだと想う。

短い時間ではあるが本人が何か感じとることが出来れば幸いである。

今、取り組んで頂いている「UNIT」の建築模型が完成するのがとても楽しみだ(笑:sim)

Runault

福岡に来ています(笑)

昨日現場に行く途中で車が突然ブルブルと震えはじめ・・・。

もう10年になる愛車はいろんなトラブルや故障があるのでさほど驚きも焦りもせず

「またか!」というくらいのもの(笑)

・・・ブルブルしながら帰ってきました!

今朝は、突然の対応にいつも良くしてくれている

行きつけのディーラー「ルノー福岡中央」に来ています。

定期点検はもちろんオイル交換など全てのメンテナンスは任せてあります。

(いままでの履歴カルテもあって安心です)

行った先の楽しみの一つとして、

ショールーム横のガレージや敷地内には魅力的なものがいっぱいあります。

特にその中でも目を引いたのが・・・・

さらにガレージの中には対象的な・・・・ブルーカラーの

今では使わないロゴも今となってはカッコよく見えます!

それにドックにある車はすごく魅力的に見えるのはなんででしょう?

時間をわすれ見学です(笑)

結局キャブレターがいかれてしまったのが原因でした。

偶然エンジンマウントの劣化とベルトのひび割れもみつかり合わせて改善して頂き元にもどった次第です。

定期点検をしながらメンテナンスするのは家も車も人も同じですね!

そんなとき頼れる人や場所があるのが一番安心だと感じた朝でした!(笑:sim)

さらばアルキオーナメント

京都の老舗タイルメーカー「アルキオーナメント」

今年創業以来続けてきたタイル販売製造を終えた。

味わい深い素材として当社の作品にも多く活用させていただいた流れもあり

いざ廃業となる知らせは驚きと共に残念な想いだ。

当時、営業および技術指導により全国を回った松本氏は今でもお付き合いさせて頂いている。

タイルは無くなるものの熱意や知識は引き継がれていることに安堵出来ることが何よりの知らせだ。(sim)