Archive for 7月 22nd, 2012

Dual Prato

ポルトガル:Revigres社製/磁器質タイル

Dual Prato(NAT:ナチュラル/非磨き)

300×600(製品サイズ) 9.800円/m2

レヴィグレス社製DualPrato/NATが届いた。

味わいある独特の表情などカタログでは確認していたものの実物に触れるのは初めてである。

品質管理とデザイン性からヨーロッパの著名な建築に使われるほど信頼ある商品。

そんな話を聞いた以上、実際にサンプルを取り寄せることとなった。←性分ですね(笑)

どことなく日本建築にも通用するかのような表面の色むらはこのタイル独特と言っていいだろう。

全体的に端正な趣と言ったところだろうか。

想像するに雨にぬれた表情などもきっと美しいだろう!

特に磨きが素の状態ともあってマットな艶消しと手触りなどとても心地がいい。

ただ今までのような目地詰め作業とは打って変わり

より丁寧で正確な技が必要となるだろう!!

気になる滑り具合は、思いのほか無い。

ぬるぬる感というイメージとは別にしっかりとしたグリップ感を得られる。

色彩も真黒というより艶消しグレーといったところだ。

靴裏の汚れも目立つことなく黒色より仕様箇所が広がりそうだ。

よって和空間でもマッチしそうな表情とシックモダンな空間などと

ベストマッチするアイテムとなりそうだ。

けして派手さは無いものの建築通好みの一角になることは確かなようだ(sim)

Circle

Circleのセカンドモデルが完成した!

プレゼンテーション・基本設計・実施設計と進むプロセスの過程で存在する建築模型は

スタート時点からクライアントと共に取り組んできたカタチや想いがとても伝わるツール。

今回も幾度となくディスカッションを重ねその集大成ともいえるスガタができた。

佇まいは基本ベースを崩すことなく素材感が追記したことでさらなるイメージアップとなっている。

大きく変化したと言えるのはガレージが追加されアプローチまでに雨よけルーフが取りついたことがろう。

構成バランスは若干前後しているものの坪数はファーストプランと同じである。

詳しく暮らし方をヒアリングした結果ファーストプランでカタチつくれなかった北庭におけるスペースの

活用方法は今回のセカンドモデルでしっかりと成型されたものとなった。

単なる北庭にと止めずプライベートコート(中庭)にすることで一層暮らしに豊かさを得た感じだ。

アジアンリゾートを取り入れたオリジナルバスもおおきな取り組みの一つである。

リビングには南に開かれた空間となる庭に面し軒の深い屋根を設け

ウッドデッキにたたずむクライアントのスガタが浮かぶ。

平屋暮らしを十二分に堪能できるゾーニングと将来性を見据えた間取りは

末長く活用できるだろう。特に東に設けた畑群を地域開放しながら人々に接する取り組みは

興味津津である。(子供エリアもここに面し土に触れあう大切を感じ得ることができるだろう)

おおむね実施も完了し来月から次のステップに移行していきながら

現地における準備も着々と進んでいる。

クライアントともどもコンプリートがとても楽しみなプロジェクトである!(sim)