Archive for 11月 11th, 2010

Deconstruction

2ヶ月半のマンションリフォームも終焉を迎え、設計検査となった。

プロジェクトにかかわった方々を交え再確認していく。

多少の緊張の中、作業は進む。

ビルダーによる検査は終わっているがデザイン・設計をした当社で行うことは、

クライアントに変わって行うと行為といってもいい。

もちろん後日にクライアントに引き渡すわけだが、プロの判断で行う作業は2時間以上のものとなった。

今回の取り組みの中で造作家具等の納まりはとても厳しくビルダーともども

作製に取り組んでいただいた方々には感謝したい。

目地を組み込んだデザインは空間になじみまるで静まり返ったホールのように

ノイズのないものとなった。

来週は、いよいよクライアントに披露するわけだが気に入って頂けるものと確信している(sim)

URBAN RESIDENCE

バイブレーターを使い内部の気泡・スキマをなくしながら作業は進む。

(見えない部分のイメージは経験から来るものだろう)

ジャンカが無いようにするためだ。(均一にコンクリートを打設して初めて強度が確保できる)

特に今回はスキップフロアとあって基礎高さが高いのだ。

バケットからでる様は、なぜか気持がよい。

天候も心配されたが問題なく打設できた。

次は、土台敷きと作業は進んでいくのだが、緊結用のアンカーも問題がない。

来週に予定された上棟が楽しみだ(sim)

URBAN RESIDENCE

配筋が適正なかぶりを確保するためのパーツ。

いわいる技術的補助材である。

ちなみに名称は「ドウナツ」:さびが生じないプラスチック製!

職人の持つ技術がパーソナルになるに従ってこのようなアイテムが開発されていく。

単純化していくことで間違いが起こりにくい環境を創っていくのだ。

次第に技術化というノウハウになっていく訳だが監理とい行為はそうはいかないと思う。

現場に行き目視しながらもっと大切な意味を持つ行為を想った。

今日はマンションリフォームの完了検査だ。(sim)