Archive for 6月, 2011

Nature

セルフビルド3日目。

そこにはクライアントによる自然素材が塗りこまれたスペースがあった。

ここは南東に配置した子供エリア。

目の前にはスカイデッキが広がる。

じつはここもスキップフロアに成っているのだ。

中央にスキップフロアによる吹抜け(4m~6m)を有し前面には板塀で囲った庭が広がる。

そこにはBBQテラスとアウトリビングをもうけ室内とのつながりを曖昧で緊密な関係となるように

プログラムしている。おそらく何気ない暮らしの中に刺激と創造性を生みだしてくれるだろう(sim)

陳内の舎

築100年の古材を活用しアレンジした空間。

これは私の実家の仏間である。

黒く裾を広げる構えには漆塗装を施しカーブをつけたホリゾンには漆喰を塗りこんだ。

効果的には奥行き感がなくなり床板との境が曖昧となった。

遠近感が無い不思議な趣だ。

傍らにはすす竹を配置し甥や姪の成長を思い切磋琢磨していくカタチをデザイン。

日頃は、しずかな佇まいをみせるこの空間。

ただ、仏事になれば親戚縁者が訪れ読経をあげていただく様は、趣が一変する。

華やかさを得、慈愛の時が流れる。

毎回訪れるとここに座りいろんな意味で考えさせられる特別な場所である(sim)

Angle(1年点検)

早いもので完成してから一年になる「Angle」

ゆうまくん・まひろくんが少し大きくなった感はあるものの、住まい自体は当時のままという感じだ。

この住まいは屋上に太陽光発電を採用しており点検項目で気に成る対象物。

屋根に上り点検するも本体や固定金物自体の損傷もなくコーキングあたりも心配ないようだ。

多少ガラスの水下面が風雨により汚れているものの発電能力には影響ないようだ。

ただせめて2年目当たり前までにはガラス面清掃をお願いします。

シロアリ点検も問題なく済みクライアントいには報告書が手渡された。

5年保証となっているものの毎年点検は欠かせないのだ。

外部に至ってはサッシュ廻りや外壁回りも至って当時のままクオリティは保たれたいた。

やはり完成してからの点検や日々のお手入れは住まいを長く暮らすうえでは大切なことだろう。

そんなクライアントの力になるべく定期点検という区切りを設け監理させていただくのは嬉しい限りである。

本日はビルダーともどもお疲れさまでした!(sim)

Butterfly one(サポート)

完成して9年目に突入した住まい。

クライアントと協議を重ね屋根全体に断熱塗装を施すことに決定。

(ガルバニウムルーフは10年程度が再塗装の目安となる。)

白く見えるのは下地のシーラである。

特殊塗料が幾種かある中、塗装職人と三者で検討した結果採用することに。

表面温度を10度ほど下げる効果がある品物だ。

合わせて木部のデッキやルーバーも保護材を施しメンテナンスをしていく。

完成してから3度目(ルーバーについては、初めてとなる)

この作業は幾度か過程を踏まえ2~3週間ほど様子を見ながらの作業となる。

そんな合間の一時の風景

屋上庭園の雑草を抜いたり木陰で一休みしながら歓談するクライアント。

メンテナンスやらいろんなことを相談して頂いている。

(おつかれさまです:笑)

この住まいを長年にわたりメンテナンスしていただいている塗装プロの釜我さん(釜我建装096-365-9707)

穏やかで丁寧な仕事と確かな技術の持ち主。

彼の手がけたアルバムにはクライアントともども驚かさせた。

木部のほかにユニットバスなどのFRPも新品同様になるのだ。

じつは私の実家も彼にメンテナンスして頂いている。

そんな梅雨の合間のひと時を住まいを中心に過ごした朝となった。

みなさんご苦労様でした!あとすこしがんがりましょう(笑:sim)

smart

プレゼンテーションを終えると次のステップは基本設計となる。

プランニングが大まかな定例会でのテーマだろう。

クライアントと幾度かディスカッションを重ねてく過程でほぼプランニングが固まりつつあるが

別軸ではセクションやエレベーションなど立体的なスタディーも進む。

カタチづけて行く過程はいろんな可能性も含みながらクライアントの想いも組み込んでいく。

この写真は次回定例会での打合せ資料となるスタディ模型だ。

ファサードの印象はまとまりつつあるが残り3面のエレベーションは検討中である。

ここは、プランニングが最終決定していないこともあるが微妙なスタイルに大きく影響を与えてします。

もちろん風通しや採光など心地よさのバランスにも左右される。

建築家は自分勝手に物事を進めがちなどという記事や話をたまに見聞きするが

自分の知っている限りそのような利己的な人はいない。

みなさん丁寧に教え説明されている。

デザインの過程や可能性こそクライアントにとって求められる手法の一部だからだ。

ちなみに上記の写真はその過程である。

時間はかかるものの一歩ずつ自分や家族らしいカタチに近づいていく様はクラインとにとって

大切な時間となるだろう。

建築ほどオートクチュール的要素を含む有機物はないと感じる。

ちなみにこの住まいは現在進行中の「smart」:都市型コートハウス2世帯住宅である(sim)

SHIRO

今日は、先日一年点検をすませたばかりの「SHIRO」へ伺った。

庭先での一枚である。

仲いいクライアント夫妻の笑顔は当時のままである。

しかも住まいについても前述のように当時のままクオリティが保たれていた。

あいにく平日とあってかおちゃん・さとちゃんには会うことが出来なかったが愛猫モルと会えた。

(マイペースもむかしのままだ!)

植樹した木々だけが趣を変え青々としている。

住まいを大切にしていただいて嬉しい限りだ。

本日はお忙しい中ありがとうございます!(sim)

ちなみにEIIEのホームページを作成していただいたのはご主人!

お世話になりました!

カノヱHP → http://www.soyuz.jp/

住宅ローン比較(5月24日版)

今月は、大半の金融機関が金利を据え置いています。地場銀行の一部で金利が引き上げられています。変動金利はほぼ変わらずです。フラット35は、金利を据え置いています。

※下記の住宅ローンは、各金融機関が公表しているデータで比較しています(金利優遇があれば優遇後の数字で)。実際には、金融機関との交渉やどのハウスメーカー等を利用しているか等で条件は大きく変化します。あくまで参考程度にしてください。

浦田FP事務所的住宅ローン種類別ランキング
[最近よく紹介する住宅ローン商品から選んでます]
<金利編>
・変動金利
①住信SBIネット銀行・・・0.975%
②新生銀行・・・0.98% ←優遇条件が住宅ローン残高によるので注意
③三井住友銀行・・・1.075%

・10年固定金利型(期間終了後の優遇幅が1.0%以上のもので比較))
①JAバンク…1.80%←先月より0.5%上昇
①九州ろうきん・・・1.80%九州ろうきんは適用条件厳しい
③住信SBIネット銀行・・・1.94%

・全期間固定型(25年固定で比較)
①住信SBIネット銀行・・・2.50%←前月と同じ
②楽天銀行・財形住宅金融等(フラット35)・・・2.63%←前月と同じ
③優良住宅ローン(フラット35)・・・2.649←前月と同じ・融資手数料が少ない。
フラット35Sであれば、さらに10年間金利1%引き下げ

<手数料編>・・・保証料・事務手数料・一部繰上返済手数料・団信保険料
①ソニー銀行・・・保証料無料・事務手数料(42,000円)・一部繰上返済手数料無料・団信保険料無料
②新生銀行・・・保証料無料・事務手数料(50,000円)・一部繰上返済手数料無料・団信保険料無料
③みずほ銀行(フラット35)・・・保証料無料・事務手数料(31,500円)・一部繰上返済手数料無料・団信保険料有料(借入残高による)。

<コメント>
住宅ローンは、金利だけでなく手数料や利便性も考えて選びましょう!
フラット35の利用で新築戸建の場合は、つなぎ融資の有無も注意。
フラット35Sおよび住宅エコポイント延長決定(平成23年12月末まで)
財形住宅融資金利は1.70%のまま変更なし(平成23年4月1日)
りそな銀行が4月より大幅商品内容を変更し、金利が下がっています。
肥後銀行の金利優遇制度は復活しました。(NEW)
新生銀行につなぎ融資が登場。また、融資対象が広がりました。(NEW)

ご協力いただいているファイナンシャルプランニング事務所 「浦田FP事務所」

Nature

今日は、Natureの現場に訪れた。

そこには内装に取り組む職人に混ざり自ら珪藻土を仕上げてクライアントの姿があった!

仕事の合間を縫って取り組む様は、大変さのあるが

住まいを築く想いからか作業の合間に見せる笑顔がとてもいい。

この住まいはスキップフロアを取り入れ面白く空間が交差しているのだ。

上の写真は中2階のスタディスペースからのもの。

下階にはリビングが広がり目の前には桜を有する公園を望む。

さらには上層の屋上テラスを目の前にひかえ青空が飛び込んでくる。

ここままさに暮らしの中心的なスペースに成るだろう。

お互いの個室には階段を有し子供エリアと寝室を分ける構成となっているのだ。

クライアント自ら仕上げるテクスチャーはとても楽しみである(本日はお疲れさまでした:笑:sim)

BTTF

1985年(アメリカ) ロバート・ゼメキス作

全編にわたるアイデアと意欲がすばらしい。

CGに特化するわけでもなく要所に見せる工夫は特に面白い。

ストーリーテンポやミュージックもハリウッドらしい。

俳優のマイケルJフォックスは現在、パーキンソン病との闘病生活となってしまったが

当時の作品にみる溌剌とした印象は今でも色あせることなく観るものを楽しませてくれる。

この作品には続編もあるがやはりこの作品が一番好きだ。

ただ3部作を通し時代や街の変遷や背景をみるのも楽しいものである。

これは、俳優・監督・技術が想いの一つの作品に取り組む様がとてもよく感じとられた作品だ(sim)