Archive for 1月, 2012

URBAN RESIDENCE (サポート)

久しぶりにURBAN RESIDENCEへ伺った。

建具調整の依頼を受けビルダーと共に訪れたのだ。

奥さまとサポートについてやメンテナンスについていろんなお話が出来た。

広い住まいのお掃除や手入れなどやっぱり気になるもの。

アドバイスをしたり工夫を促したりと相談は様々である。

しかしお会いするたびに世間話や家族の暮らし・面白い出来事など

楽しい話題でしばし時間を忘れるくらいだ。

特にUSJの話は面白い(笑)

・・・・話がそれてしまったが

家が完成した後、定期点検やメンテナンスといったカタチで

クライアントとお付き合いがスタートする。

これも大切な時間であることは間違いない(sim)

Whity

設計図書である。

クライント・アーキテクト・ビルダーそして現場用として4冊作製する。

それぞれが持ちあうことで情報の共有となるのだ。

設計をスタートしてこの図書に盛り込まれた内容はクライントと共に創り上げてきたモノ。

家族や暮らし・自分にとって必要なモノや理想のカタチ。

そう思えばこの一冊は「暮らし的物語」の本である。

いろんなストーリーが詰まった中身はクライアントにとってワクワクすることだろう。

別軸ではこれこそが設計事務所の仕事のカタチである。

設計&監理という業務の成果品に当たる。

我々の仕事はカタチがないソフト的な業務。

特定のスタイルを持たず展示場や営業もいない。

(これは設計事務所独特の事象だろう)

もちろん既製品的な建売もしない。

あるのはクライアントと共に同じ方向を見ながら現実に向けて邁進する理念だけである。(sim)

Whity

雨の現場に来た。

先日打設した基礎立ち上がりもきれいに打たれジャンカなしの仕上がりだ。

ひきつづきガレージ部分の基礎工事へと現場は移行していた。

悪天候と冷え込みの中作業は行われている。

工程という中身は数社の業種によってつなげていくバトンリレーのようなもの。

次の走者に遅延なくバトンをわさすことによって決められたゴールへと進むことが出来るのだ。

天候転変が無い限り日々の作業となる工事!

そんな職人の手によってカタチづけられていく毎日である。(sim)

smart

外装下地が完了し仕上げを待つのみとなった。

ガルバニウム&クラシック煉瓦のコントラストとなるスタイルはシンプルなカタチと融合し

スマートなファサードになるだろう。

ライトコートとトップライトを併用し外観からは想像できないくらい室内は明るい。

都市型コートハウス二世帯住宅は着々と完成に向けて進んでいる。

しばらくすると下地工事も終わりいよいよ仕上げとなっていくのが待ち遠しいくらいだ(sim)

COLOR

2プロジェクトのデッサンがカタチづけられていく。

ドローイング・ゾーニング・スケッチ・モデリングといろんな手法を用いてイメージを検証していくのだ。

双方家族構成やこだわりは違うもののフラットな平屋暮らしという点では同じである。

すなわち平屋独特の佇まいと開放性は暮らしに直結する大切なファクターとなる。

クライアントから頂いた一定の時間軸のなかで出来る限りの可能性と現実性を整えて行くワーキングは

毎日が繰り返しともいうべき暗中模索的な中に一線の結論を出す

スリリングな仕事であることは間違いないだろう。

来週末と今月末のプレゼンテーションに向けて作業は進む。

時間軸との戦い

ビルダーの役割は設計と同等の必要性と責任を担う。

家づくりにおいて3分法の一端を独立生産性を持ちクライアントの想いを創って行く。

それほどビルダーの資質は重要な存在である。

いわゆる思想的ポリシーが求められるのである。

いつも設計の根幹に好奇心という想いを告げているがビルダーに至ってもそうだと確信している。

「儲からない」

「時間がない!」

などなどクライアントが聞くとガッカリするところだが

この世界、如何に時間をつくるのが勝負と言っていいだろう。

なぜならモノづくりには近道は無いのだ!

一日24時間決まっている時間軸で生きて行くしかない。

これはアーキテクト・ビルダーのみならずクライアントとも同じである。

自営も公務員もサラリーマンもみな同じである。

時間という枠の中で如何に稼ぎ次世代へ繋げて行くか・・・・

そうして時代は伝承へとつながり反映して来たのである。

そんな好奇心豊かなビルダーに恵まれるクライアントは本当に幸せである(つづくsim)

Whity

基礎立ち上がり部分のコンクリート打設に訪れた。

季節がらコンクリート調合に補整を加え今回の打設となった。

近隣密集地における条件のもとご覧の通りクレーン車によるバケット搬入となる。

搬入されたコンクリートにバイブレータをあて内部気泡を取り除いていく。

これはジャンカといって硬化不良を防ぐ作業である。

補修など行わずコンクリート本来の強度を得るためだ。

天端をならし平滑にしながら均等に仕上げて行く。

今回で住宅部分の作業は終わり次はガレージ部分の地中梁工事へと移行していく。

独立基礎と鉄骨を併用したピロティ型ガレージだ。

スキップフロアによるダイナミックなスタイルは使い勝手と巨大収納を得ることができた。

そんなカタチが今月末には棟上げとなり姿を現すだろう。

smart

smartの主要構造部検査が行われた。

民間保証会社の現場立ち入りによる仕様確認である。

前回のブログ同様いろんな立場での検査が要所要所で行われクリアしないと先には進めない

約束となっている。

設計図通りに施工され保証基準にあったものは完成後保証対象物として認定される。

いまでは当たり前のことのように行われているこの作業。

クライアントからしてみれば第三者が入ることで一定の安心感が得られるだろう。

家というのは一度完成するとなかなか補修や変更が出来ないモノである。

車などに比べ買い替えるというわけにはいかないのだ。

そのために保証という安心は必要なのだが

その前に完成途中で検査や目視による指摘をおこない

瑕疵工事を未然に防ぐという行為が大切だろう。

とくに地盤や基礎・主要構造などは必然と厳しくなるのは長い目で見ると時間をかけ

丁寧に行っても損することはない。

家づくりに携わる関係者が多いほど情報量も多くなり事故も防げるだろう。

営業マンだけが管理するメーカー住宅とは区別して考えるべきである(sim)

ちなみに三枚目の写真はリビング吹き抜けに設置した「棟札」:神様である:パンパン!

Whity

Whityの現場にやって来た。

今日はベース(基礎底盤)打設前の配筋検査。

・・・・検査?

いろんな検査が存在します。

1、施工会社(ビルダー)が行う請負検査(基礎業者に対して適正に施工してあるかどうか検査します)

2、設計事務所が行う設計検査(設計図通りビルダーが施工管理してあるかどうか検査します)

3、保証会社が行う保証検査(設計&ビルダーが保証条件に合った仕様にしてあるかどうか検査します)

様々な立場で行う理由はそれぞれ目的の違いがあるものの対象建築物=クライアントとの為!言う事になる。

なぜか?

一時期住宅建築に対してクレーム産業という時代があった。

住宅メーカーというメガ市場の時代。

クライアントより利益優先で進めて来た社会のリバウンドが現代である。

最近はメーカーによるエコ住宅や自然素材など都合のいいキャッチセールスを宣伝している。

私たち設計事務所に携わる者からすればいい加減な行動だろう。

そもそも粗悪住宅や劣シックハウスを推進しながらつくって来たメーカーが掌を返したように

笑顔で売っている姿をみると悲しくなる!

クライアント:ビルダー:アーキテクトといった3立法が自然なカタチとは言え

保証や保険などは厚い事に悪い事は無い。

しかしながらその保証仕様もまだまだメーカー寄りのところがあるのも事実。

今後検証する必要はある!

また、立場を変えてみればアクロバット的なデザインにおけるカタチは、

適正な保証を受けられないモノもある。

理想と現実を見極めるのは、やはりアーキテクトの役割だろう。

そう言いながらも・・・もちろん今日の検査は合格です(笑:sim)

荒野の用心棒

1964年 イタリア セルジオ・レオーネ

とっても不思議なインパクトを持った作品だろう(笑)

陽気なイタリアンが黒沢にだまって撮った西部劇・・・??だからだ。

(いまでもKUROSAWAネームがオープニングロールに出るくらいだ)

いまじゃ考えられない業界タブー(笑)

当時売れっ子でハリウッド出演できなかったイーストウッドを起用し

血なまぐさい演出とベタなストーリーは

逆に面白く新鮮でかっこいいかも?

キルビルなんて子供だましに見えてしまうだろう!

劇場は思いのほかご年配の方々でいっぱい!

しばし笑いが起こる程(笑)

もちろん自分はスクリーンで見るのは初めてである。(1967年生まれ)

オープニングのアニメーションのヘタさにはのっけから爆笑ものである。

いずれにしろ

見て損はしない作品である(笑)