屈強な構造と伸びやかなラインをつくる。
そんなテーマを与えることで明らかに変化していく佇まい。
矩形から見え隠れする一本の線は、自ずと心地よさへとつながるモノである(sim)
ずっと暮らせるいい家づくりを追求する、熊本市の注文住宅設計事務所 EIIE(イイイエ)のブログです。
Archive for 4月, 2012
クライアントとデザインを共有するのは非常に大切なことである。
そのため意思疎通の手段として存在する建築模型は様々な活用法がある。
おおむねコンセプトや素材・カラーリングや佇まいにおけるデザインと言える範疇は
こちら側にてリードするのが通説。
もちろんクライアントの趣向的な意味も含めながらも設計は進むものである。
そんなLifeのホワイト模型に挑むこと2週間(笑:やっと完成!)
2パターンにおける素材感を得るため配色を模型に施しながら軒先や軒裏など
全体をコーディネートしていく。
今回採用したメタリックグレーとダークブラウンのカラーリングは思いのほかかっこいい!!
ずっしりとした佇まい中にキレ味たっぷりのシャープな軒先がとても印象的。
ハイテクさを感じるほどだ。
それに加え内面に施す塗り壁や優しい色合いは
それとは、対照的でありながらもポイントとしてしっかり存在している感がある。
硬派なモダンデザインと自然な優しさいナチュラルデザインが程良くカタチになった
デモンストレーションである。
明日の定例会においてクライアントに合うのがとても楽しみである(sim)
阿弥陀寺へとやってきた。
本堂の改修工事(設計:施工:黄檗建設)も終わりしっとりとした佇まいを保っていた。
毎日時間と共に暮らす身とすれば本当に癒される場所だろう!
(日本人でよかったと思える瞬間だ!:笑)
そんな今日はクライアントより極ごく小規模なリフォームというべきか?
・・・・相談を受けることとなった。
もう10年以上のお付き合いとなるクライアントとの打合せはとても楽しく、
日々変化する住環境やご家族といった変遷を想うだけでも
癒されるものである。
ふと足元をみれば西日にかがやく花梨の床が目に入った。
何とも言えない光沢と足触りは心地よくもアリ品格さえ感じるモノだろう。
これはある意味次元を超え味わい深さをたたえるに値する素材独特の味わいだ。
いわゆる「本物」という何物にも負けない力を感じる(sim)
トーヨーキッチン熊本店長川添氏が来社された。
以前から聞いていたino新作のパンフと招待状が完成したらしい!
実際には今月27日に行われる福岡ショールームレセプションで目にすることとなる。
ディティール好きな私にとって非常に興味あるアイテムだ。
故にその日が待ち遠しいのは、私だけではないだろう(笑)
なぜなら先だって熊本ショールームにて実機サンプルに触れているからだ!
思いのほか仕立ての良さに興味津津といったところだ。
とくにワークトップは他ではまねのできないテクノロジーが詰まってる。
一足先に体感したければ熊本ショールームへと行くしかないだろう(笑:sim)
TOYOKITCHEN HP→ http://www.toyokitchen.co.jp/
Archiのプレゼンテーション
本来の「家」という佇まいを出来るだけファサードに出さず
アートとデザイン!そんなカテゴリーをぎりぎりのラインで取り組んだ今回のカタチ。
居住区を上層階へと移行しつつワンボックス的な存在感を全体に表現します。
異素材の組み合わせとホワイト内部空間のコントラストが美しいでしょう!
取り組みとしては
1.交通量の多い道路から安全に出入りができる導入空地の確保
2.上記に加え家族が住まうエリアに対する安全地帯の確保と誘導性
3.ガレージや前庭からスムーズにエントランスホールへ導くアプローチの確保と採光計画
4.上層階への家事的サブ動線の確保と防犯性の区画
5.バイクガレージへの導入経路とアプローチとの区画と利便性
6.エントランスホールへの採光とゲストルームの環境づくり
7.パピルス絵画のスペース確保と上層階の環境整備
8.ワンボックス型&無窓における採光性と通風性といった暮らし環境つくり
10.中庭を挟んだリビングエリアとファミリーエリアのバランス
11.家事動線の短縮と利便性
12.収納エリアをカテゴリー別にまとめることで煩雑となる収納をコンパクトにまとめる工夫
13.そうすることで得られる居住空間の確保
14.道路からの騒音対策と安全性の確保
15.外壁における清掃性と下層階への配慮
・・・・・
そんな取り組みを集結しながら一つのカタチが完成した。
改めていえることは、
クライアントにおける要望をカタチつくって行くと同時に
敷地環境における住まい暮らしの提案や諸問題点も浮き彫りとなる。
それを一つずつ丁寧に解決しながら邁進していくことが我々に求められることになる。
今日はお忙しい中プレゼンテーションありがとうございました!(sim)
Kunst(クンスト)の松本氏が来社された。
長年に渡り私たちのデザインに活用させて頂いているタイル専門のプロである。
もちろん個人で営んでいる以上シェアは限られているものの
大阪や神戸・京都あたりではかなり有名!
今日は、新作のみならず自らデザインした
プロトタイプのものまで見せてくれた。(上部写真:右)
今では希少な釉薬をつかった色鮮やかなモノは非常にショッキングなものだった(笑)
ビビッとな色彩はやはり「和」がもつ独特なインパクトである。
(残念ながらロットに制限があり売り切れ御免というアイテムらしい:泣)
しかしそのレアアイテムの価値ということだろうか!
懐のおくから風呂敷に包み出すしぐさはまさに商人!である。
知識やアイテムを武器にアトリエに出入りされクライアントからも支持されればこれに勝る者はないだろう!
季節が変わるごとに訪れる松本氏はいまではEIIEの風物詩かもしれない(笑)
今日は遠方よりありがとうございました!
刺激になって頭がさえそうです(笑:sim)